小松範之です。
今回は、不登校の子供だからこそ
学べることについてお話しします。
学校では学べなくて、
不登校だからこそ学べること、
それは・・・
付加価値の作り方、です。
付加価値とは何かというと
問題解決、です。
この本によると↓
付加価値とは、
「誰も気づいていない問題に気付くこと」
なのです。
誰も気づいていない問題に気付くことで
問題が解決します。
それが、大きなお金に変わります。
例えば、
二酸化炭素を出すと
温室効果で地球が温暖化する!
という問題。
これは、誰かが言いだすまで
問題として
認識されていませんでした。
今では、世界の国でCO2排出枠を
めぐるビジネスが行われています。
昨年、まなポートが取り組んだ
神楽アイドルだってそうです。
残念ながら、メンバーの
デビューまでには至りませんでしたが、
神楽アイドルのプロジェクトは
大きなインパクトをもたらしました。
もはや下火となっている
ご当地アイドルのはずなのに
NHKや山口県内及び全九州の民放で、
その活動が繰り返し放送されました。
もちろん、地元山口県の
新聞各社にも何度も取り上げられました。
TV・新聞・ラジオなどの掲載回数は、
6か月で13回です。
さらに、有料の出演依頼も
いただいていました。
まだデビューもしていないし、
歌も衣装も決まっていないアイドルなのに、
です。
常識ではありえない待遇ですよね。
そうして活動した結果、
メディアへの露出が奏功し、
神楽の後継者となる若者が、
里に帰ってきた
という報告を私は受けています。
このインパクトが
どこから生まれたかというと
「問題発見」からです。
つまり、誰も気づいていない問題を
私が発見したのです。
それはどんな問題かというと・・・
「このまま行政任せにしておくと、
わがまちの民俗芸能=神楽が
後継者不足で消滅します。」
という問題です。
その問題を発見した段階では
だれも神楽の価値に
気付いていませんでした。
だからこそ、気づいたときの
インパクトが大きかったのです。
神楽アイドルは、この後
市から追加の出資を受けられずに
プロジェクト休止になったのですが、
返す返すも残念です。
このプロジェクトが成功し、
神楽アイドルがデビューすれば
周南市に神楽アイドルの「聖地」
を生み出せたはずです。
それだけではなく、
関連グッズ販売収益は
周南市に利益をもたらし、
市の広報コンテンツとして
強力な武器になったでしょう。
そういう意図から、私は周南市に
出資してほしかったのですが、
スルーされてしまいました。
(それどころか追加出資の話をすると
「市を恫喝するのか!」と私を叱りつける
可哀そうな関係者もいました。)
数日前に、周南市では
徳山駅にTSUTAYA図書館が出来ましたが
その建設費は54億円です。
先進事例の4番煎じ、5番煎じに
54億円も投資するぐらいなら、
神楽アイドルに5億投資するだけで
軽く10倍のリターンはあったでしょう。
(参考)アイドル市場の規模は863億円
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1504/09/news033.html
先述の苫米地英人さんが
「宇宙を地上げする」プランを
三菱地所に無視されたのと
同じパターンですね。
話を元に戻すと、
こうした付加価値の生み出し方を
学校では、学ぶことができません。
なぜなら、学校では
「絶対なる正解」
が決まっているからです。
例えば、
先生の言うことには絶対服従、
とか。
一方、付加価値に正解なんてありません。
常に考え続け、問題解決が
誰のメリットになるのかを
観察し続けなければなりません。
それが学べるのが
フリースクールである、
と私は思っています。
より詳しいことは、
下の動画からどうぞ。
★精華学園高等学校 周南校!
見学会開催 2月25日
https://www.facebook.com/seikagakuenshunan/
★まなポートHP
http://manaportschool.wix.com/manaport
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1978年生まれ。山口県光市出身。NPO法人まなびデザインラボ理事。山口大学経済学部卒。
不登校専門コーチ、通信制高校の副校舎長、フリースクール「まなポート」運営者。
ひきこもりの就労支援施設でもある飲食店「こばら屋」マネージャー。イラストレーター。
コーチングを活かし、やりたいことだけをやるフリースクール「まなポート」を通じて、まちづくりと教育に関わる。
趣味は、釣り、キャンプ、読書、散歩。好きな食べ物は、豆。