小松範之です。


相手の話を聞かない。

自分の伝えたいことを一方的に話す。


これは、残念ながら、

教師の必須スキルです。


私は、この事実に気付いたとき、

「信じたくない・・・。」

と思いました。


「頼む、嘘であってくれ!」

と願いさえしました。


だって、全国民が6歳から、

最低でも12年間

学校で教育を受けるわけですから。


12年間、子どもが一日の大半を

自分の話を聞かない大人と

過ごさないといけない・・・って

それ拷問ですよね。


話を聞かない教師の影響は

それだけではありません。


自分の意見を教師に無視され続けた

子供が大人になります。

そして、子育て世代になります。


無視されて育った大人がする

子育て方針。


それは、

「子供の意見を無視する」

「一方的に命令する」。

です。


その一例が、昨日の記事で紹介した

「子どもが嫌がるものを

母親が無理やり食わせる事件」

https://ameblo.jp/rasacoaching/entry-12349147211.html

です。


彼女は、「中学校時代が楽しかった」

といいます。


女生徒に体罰をふるう教師のもとで、

部活に打ち込んで楽しかったそうです。


だから、家庭での教育方針も

中学校の先生のやり方を

模倣したくなります。

 

教師は相手(子ども)の話を聞かない。

そんな一例が、さらにあります。


こばら屋スタッフの、元高校教師です。


彼は、定年退職するまで

高校で現代文を教える教師でした。


その彼と、私はよくLINEで

事務連絡をします。


これが面白いほど話が通じないんです。


現代文を40年間も高校生に

教え続けた彼。


ですから、私の文意を読み取ることが

さぞかしうまいのだろうと思ってしまいます。


でも、文章も下手だし、

何より私の話を聴こうとしない。


文章の目的が達成される前に、

次々に自分の言いたいことを

言ってくるのです。

 

これもやはり、教師として

相手(子ども)の話を聞かないトレーニングを

積んできた賜物なのでしょう。


「そんなことないだろ。」

と思う読者のみなさんのために

彼とのLINEでのやり取りを

ここに全公開します。


***引用開始**

 

私「今日は、油の廃棄をしていただき、

ありがとうございました。

今度、廃棄方法を教えてください。」


彼「〇〇さんに教えてもらいました。
上の油はまだきれいです
やっぱりちりめんだけは
作っておきべきだと思いました」


私「了解です」

 

***引用終了**


ここで、彼は、油の廃棄方法を

私に教えるということに対して

 

YESなのかNOなのか、

答えていません。


さらに、私が必要としていない情報を

次々と言ってきます。

(○○さんに教えてもらったとか

ちりめんのこととか。)


ここで私は、この件に関して

彼と文章でやり取りすることは

無理と考えました。


だから、会話を打ち切るために

「了解です」と答えました。


すると、次の話題が彼から送られてきます。

これがさらに意味不明なのです。


***引用開始***


彼「売り上げはなかったですが

女性がから揚げおいしかったと

2回買いに来てくれました」


私「2回買いに来たということは、

売り上げがあったのではないですか?」


彼「私はダメでした 

交代する頃に前のお客さんがきてくれました

春になったらお客さん増えると思います」

 

彼「もちろんゼロではありません」


***引用終了****

 

以上のやり取りでは、

疑問が次々に噴出します。

 

・「私」は何が「ダメ」だったのか?

結局、売上があったのかなかったのか?

・「前のお客さん」とは誰なのか?

・「春になったらお客さん増える」の根拠は?

・「ゼロではない」のが売上のことなのか、

「春になったらお客さんが増える」確率のことなのか?


いずれにしても彼は、主張ばかりをして、

私の質問に答えてくれていません。


こんな感じで、40年間も高校生に

現代文を教えていたのです。


彼に教わった生徒たちは、大人になり、

すでに仕事や子育てに従事しています。


教え子たちは、どれだけ

相手とのコミュニケーション不全に

苦しむでしょう。


恐ろしいことです。

 

ここで、不登校っていいじゃん!

ということがハッキリします。


不登校になるということは、

こうした教師の支配から

逃れるということですから。


つまり、チャンスなんです。

大人になれば、不登校だろうがなんだろうが、

関係ありません。


相手の話をちゃんと聞き、

相手のために行動できる人がいたら、

社会人として引っ張りだこになります。


せっかく不登校でいるのだから、

やりたいことをやり、

好きな人の話をちゃんと聞く、

というトレーニングをしましょう。


それは、なにより楽しく充実した日々になりますよ。

 

 

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【小松範之プロフィール】

1978年生まれ。山口県光市出身。NPO法人まなびデザインラボ理事。山口大学経済学部卒。

不登校専門コーチ、通信制高校の副校舎長、フリースクール「まなポート」運営者。

ひきこもりの就労支援施設でもある飲食店「こばら屋」マネージャー。イラストレーター。

コーチングを活かし、やりたいことだけをやるフリースクール「まなポート」を通じて、まちづくりと教育に関わる。

趣味は、釣り、キャンプ、読書、散歩。好きな食べ物は、豆。