小松範之です。

(写真:まなポートで白菜収穫の様子)


財務省と文科省が、

予算の引っ張り合いをしています。


財務省主張に文科省ブチ切れ 教職員5万人削減は「暴論」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161204-00000003-jct-soci&p=1
(J-CASTニュース)


財務省としては、

教職員を5万人減らしたい。

 

一方、文科省は、

教職員数をできるだけ維持したい。


その理由として引き合い出されているのが

発達障害と、外国籍の生徒。

 

文科省の主張では、


「発達障害の子どもや

日本語を話せない外国籍の児童が

増えるなどを考えると、


一定の教職員数の確保が必要」

(本文から引用)


ということなんです。


これ、フリースクールの現場から

意見を言うなら、


発達障害の子を今まで放置しといて

予算の時だけ「助けたい」とか

言うなよ・・・って感じですが。


話を元に戻すと、問題は、

発達障害だけじゃありません。


普通に学校に行っている生徒も

問題を抱えてますよ。


そう、学力低下です。

学年が上がるごとに、授業の理解度が

下がっているというデータがあるんです。


学校の授業が「よくわかる」と答える子は

小学校3年生では25%。

高校1年生になると、

なんと2.1%にまで下がります。


(参考)文科省HP「子供たちの学力の現状」

http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/gakuryoku/genjo.htm


この原因は、1クラス30人制です。


1クラス30人制で、

「教えてやるから黙って聞け」式の

授業をやるから、

生徒がついてきてくれないんです。


なぜなら、面白くないから。

 

小学校1~3年生までは

わりと体験型の授業などもあって楽しい。


でも、高校になると、

受験対策として「黙って聞け」式の

授業ばかりになります。


だから授業がつまらなくて

理解度も下がっていく。


じゃあ、どうしたらいいのか?

答は、1クラス10人制です。


1クラス10人制だと、教師も

一人一人に目が届きます。


生徒の特性や・習熟度に応じた

授業がしやすくなりますよね。


生徒同士の人間関係だって

把握しやすくなるから

いじめ予防にもなります。


「それだと、

教職員数と教室が3倍必要じゃないか、

財源はどうする?」


いじめとか不登校対策の事業費を削ればいい。

例えば、いじめ対策等推進事業の

66億円(平成27年度)。


10年間分を考えれば660億円を

ねん出できますよ。


1クラス10人制にすれば

それだけでいじめ対策になるでしょ。


そもそも、いじめ対策等推進事業自体が

機能していません。


・元教師や元警察官の学校相談員


・スクールカウンセラー


これらの方々は、そもそも学校の味方。

保護者の味方ではないのです。


まなポートに相談に来る保護者からも


「相談員やカウンセラーに相談して

一発解決しました!」

という話は、ついぞ聞いたことがありません。


というわけで、

知恵を絞るべきは、


どうやって教職員の人件費を減らすか?

・・・・じゃなく、


子どもにとって必要な教職員数を

どうやって確保するか?


なのです。

 


では。

 

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