先日のこと

整形外科受診が終わり、病院から道に出たところで

荷物をたくさん持ったおばあちゃんに会いました。

小さめのコロコロや、手提げバッグを持っていて

その手提げから何か取り出そうとした拍子に

コロコロがバタンと倒れてしまいました。

私は近くにいたから、その倒れたコロコロを元にもどしてあげようとしたら

おばあちゃんが叫びました。

「触らないで!大丈夫だから!」と。

とても大きな声で、びっくりした私は
コロコロを掴もうとしていた手を咄嗟引っ込めました。

そしたらおばあちゃんが申し訳なさそうにとても小さな声で

「ごめんね。ありがとう」と。

私は「お気をつけて」とおばあちゃんに声をかけて

マスク越しだけど微笑んでその場を後にしました。

きっと知らない人に荷物を触られたくなかったんだね。

コロナのことがあるから…

今までなら普通にしていた、手を差し伸べること

当たり前のように差し出せた手を、今はもう差し出したら相手を困らせる世の中になっていることに

さみしい風が心に吹きました。

今回のこともおばあちゃんは何も悪くなくて

今の世の中では仕方ないとわかっていても

心に吹いたさみしい風は、ほんの少し私を孤独の世界に連れ去りました。