5月の読書まとめ | 三龍建築士

三龍建築士

BOX・ドラマ・映画・・・ときどき読書(笑)の日々に変更~

5月の読書メーター
読んだ本の数:9
読んだページ数:2704

 

 

がん消滅の罠 完全寛解の謎 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)
読了日:05月04日 著者:岩木 一麻

 

がん消滅の罠 完全寛解の謎 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)

 

 

 

 

 

 

 

前々から気になっていた作品で、ドラマにもなったのでやっと読むことにした。

・・・んだけど、大仰な題名や宣伝の割には?という感想。

医療モノは名作がたくさんあるし、これだって目の付け所はとってもいいと思うのだけど、なんかもうちょっと重みにかけるというか・・。

 

 

 

 

 

闇に香る嘘 (講談社文庫)
読了日:05月08日 著者:下村 敦史

 

闇に香る嘘 (講談社文庫)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

盲目の人が主人公で、その人の視点から見たミステリー。

とっても新鮮。森博嗣が時々、読者に登場人物が見えないのをいいことにしていたずらを仕掛けるけど、これは始めから見えないことを前提にしているので、どこで騙されているのかと全編猜疑心でいっぱい(笑)になる。

最後は鮮やかなトリックで、悔しくない騙され方。いい作品だと思う。

 

 

 

 

終りなき夜に生れつく
読了日:05月09日 著者:恩田 陸

 

終りなき夜に生れつく

 

 

 

 

 

 

 

恩田ワールド炸裂!!

夜の底は柔らかな幻の前日譚だ。

読んでなくても十分面白い。というのも、ワタシが夜の底・・・をあんまり覚えて無くても面白かったからなのだ(笑)

また読み返したら、あ~~~!!ってきっと思い当る事たくさんに違いない。

 

 

 

 

 

 

 

 

陽だまりの偽り (双葉文庫 な 30-1)
読了日:05月10日 著者:長岡 弘樹

 

陽だまりの偽り (双葉文庫 な 30-1)

 

 

 

 

 

 

 

 

おっかないけど読了後にこころほのぼの。

どれもよくこの長さでまとめるなぁと感心させられる。

・・・え?ほのぼのなんてしない?そう思うヒトは、きっと昔のヒトの毒々しいミステリー短編読んだことないんだろうなあ。

こんなのかわいいもんだよ?

 

 

 

 

 

 

 

 

おらおらでひとりいぐも
読了日:05月10日 著者:若竹千佐子

 

おらおらでひとりいぐも

 

 

 

 

 

 

 

読んでいて途中でなんだか気持ち悪くなった。

年齢で言ったら、このヒトはワタシに限りなく近いと思うんだけど、

ダメだ~まだ共感できる心境ではない。客観的には想像できるけど、

自分の身に置き換えるにはちょっとブキミすぎ。

 

 

 

 

 

 

百年泥
読了日:05月13日 著者:石井 遊佳

 

百年泥 第158回芥川賞受賞

 

 

 

 

 

 

 

そこいくと、同じ芥川賞でも、こっちの作品の方が面白く読めた。

インドっちゅうすごいインパクトある異文化で、こんな想像力を広げた

荒業、どっぷりつかって浸ってしもた。

ほんっとぐっちゃぐちゃのドロドロなんだけど、清々しい読後感。

 

 

 

 

BUTTER
読了日:05月23日 著者:柚木 麻子

 

BUTTER

 

 

 

 

 

 

 

こんな名作、久しぶりに会った。最初のバターに関するレクチャーは、

たまたまやってた「マツコの知らない世界」でチョー役にたった。

全然知らなかったエシレなんてバターの事わかったし。

っていうと食品関係?と思うかもしれないけど、婚活殺人の木嶋佳苗

がモデルだ。彼女のインタビューを試みる女性ジャーナリストの物語。

中盤あたりまで物凄い興味を引っ張ってゆく。

しかし、途中の友人のあんまりいらない暴走と、終盤がちょっと冗長なのが残念。でも全般にすごくよくできた話だと思う。

 

 

 

 

 

 

 

治療島
読了日:05月29日 著者:セバスチャン・フィツェック

 

治療島

 

 

 

 

 

 

 

 

ドイツ・ミステリーの最終兵器セバスチャン・フィツェック

・・・って聞き、本当は「乗客ナンバー23の消失」が先に読みたかった。

でもこの作品も好評だったって聞いて。

正解正解!ほんとに最後までなんなのかさっぱりわからなかった。

語ってる本人が記憶や意識があいまいで。

最後は怒涛のどんでん返し・・・一読おすすめ!

 

 

 

 

 

 

 

ルビンの壺が割れた
読了日:05月30日 著者:宿野 かほる

 

ルビンの壺が割れた

 

 

 

 

 

 

覆面作家のデヴュー作とか、ネットで公表とか、始めから話題の作品だけど、なんでこんなに評判悪いのかな?

どんだけ期待されてたのかしら。理解不能。

男女のメールのやり取りで、次第に気持ちの悪~い展開になってゆく。

手法が面白いなと思ったし、こんな事もあるかという程度ではあるけど

そこそこ面白いと思うけどなあ。

買って読んでないからかしら(笑)

 

 

5月は9冊も読んでいたのか。

しかも今さらのアップ(笑)何してたのかしらね。

インスタ移行中???

その前に6月分も出さないと。