9月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:2119
木洩れ日に泳ぐ魚 (文春文庫)
読了日:09月01日 著者:恩田 陸
ありそうな内容だけど、これだけ細かく男女それぞれの心理を書き分けられるのは恩田陸ならでは。
夜のピクニックのような爽やかさはないけど、やり尽くした達成感みたいな読後感。
マギの聖骨 上 (シグマフォース シリーズ1)
読了日:09月11日 著者:ジェームズ・ロリンズ
マギの聖骨 下 (シグマフォース シリーズ)
読了日:09月14日 著者:ジェームズ・ロリンズ
シグマフォースシリーズ、初めて‼️
たしかに、ダン・ブラウンのダビンチコードの手法だわ。でもこれだけたくさんシリーズを出してるという事は、世の中にはまだまだ人間にも解決出来る謎がたくさんあるってことね。…ん?なんか変な言い方してる?
ただちょっと、ハーレクインロマンスみたいな要素が多くて、そこはあんまりいらないかな〜
コーヒーにドーナツ盤、黒いニットのタイ。
読了日:09月28日 著者:片岡 義男
片岡義男の自伝的な小説。時代の音楽に絡めて、大学から就職、翻訳業に入るまでを散文ぽく。
場面を鮮やかに切り取って再現する手法はさすが。余韻が残って、まだ耳の中に音楽が鳴ってるみたい。
その頃は小田急沿線に住んでいたのね。
一気に親しみが湧いちゃう。
新版 家族喰い 尼崎連続変死事件の真相 (文春文庫)
読了日:09月30日 著者:小野 一光
人間関係が入り組みすぎているのと、登場人物が膨大な人数いるので、読み始めからしばらくはまったく把握出来ず大奮闘。
でもそこはざっと読んでおけば、後は時系列に事件を追っていくので問題なし。
この事件の異常性や、普通の生活がいとも簡単に壊されていく事の恐ろしさに戦慄する。
かえすがえすも、被疑者が自殺してしまった事は残念だ。被害者たちも、自分の中で事件を終わらせる事ができずにいるのでは。
突然、毛色が変わってこちらは昔演劇青年だった連中が再チャレンジするオハナシ。
あの頃はヒエラルキーなどなかった仲間たちも、今では成功したヤツとそうでないヤツ、いろいろと人間関係も変わって来る。
グダグダな中で果たして公演は成功するのか?
自己満足で終わっちゃっても、こうゆうのってやめられなくなっちゃいそう。まあ、高齢化社会だから、こんなオジさんやオバさんはこれから増える一方なのだろうなと思う。…ワタシも(笑)
(๑˃̵ᴗ˂̵)(๑˃̵ᴗ˂̵)(๑˃̵ᴗ˂̵)(๑˃̵ᴗ˂̵)(๑˃̵ᴗ˂̵)(๑˃̵ᴗ˂̵)
9月の読んだ本、ジャンルの無茶苦茶ぶりがすごいわ〜
面白けりゃ、なんでもいいんだけどね。
今月はちょうどカズオ・イシグロを読んでいた所でノーベル文学賞が。
長編なので今月中には読み終わらないけど。でも書店で在庫がないってすごい。
コツコツ、ブックオフで買い集めておいて良かった(๑˃̵ᴗ˂̵)