進化してゆく男子 | 三龍建築士

三龍建築士

BOX・ドラマ・映画・・・ときどき読書(笑)の日々に変更~

知らないうちに、森センセの新刊がいっぱい出てたやられた



「ムカシ×ムカシ」 森博嗣著



内容(「BOOK」データベースより)

「やっぱり、河童の祟りですか?」大正期、女流作家の
百目一葉を世に出した旧家・百目鬼家。
当主の悦造・多喜夫妻が、広大な敷地に建つ屋敷で
刺殺された。遺された美術品の鑑定と所蔵品リストの
作成依頼がSYアート&リサーチに持ち込まれる。
河童が出るという言い伝えがある井戸から、新たな
死体が発見され、事件は、異様な連続殺人の様相を
呈し始めるのだった。
百目鬼一族を襲う悲劇の辿りつく先は?



百目鬼(どうめき)って、ホリック四月一日 君尋ですかい?(笑)

長年お付き合いのある方にはおなじみの椙田氏が登場。

きゃっ!嬉 大好きなキャラクター。
きっとナイスミドルハードボイルドになっているのね。今では探偵事務所?
古美術鑑定?の経営者だ。

今回も残された遺産の美術鑑定と殺人事件。

事件に直接かかわるのは、社員の小川女史とバイトの真鍋、
新人女子バイトの永田である。

椙田氏はあんまり登場しないけど、きっと裏でいろいろと
暗躍していたに違いない。

推理小説としては仰天もの!
犯人のみ判明し、どうやったかは「わかるよね?」って感じ。
動機もなんとなく・・・ま、いつもの事で慣れてますけど(笑)

気になるのは、椙田がどうかかわっているか?の1点。
最後の登場人物でこの面は解決するので、そこでやっと
解決、みたいな。

S&M、V、G、Xシリーズと付き合ってきて、このシリーズで
新鮮なのが、気になる男子・真鍋君がちゃーんと女子に
興味を持っている事←そこかい!


犀川センセにしても、海月クンにしてもそれぞれのシリーズで
重要な主演男子なのに、何を考えてるかさっぱりわからず
アプローチしてくる女子たちにとってはまことに悩ましい存在。

Xシリーズでやっとまともな男子顔が出てきたか、といったところ。

やれやれだわ困る

やっぱり、保呂草氏・椙田氏はいいね。クールだけど
上手くあしらっちゃうところが大人だと思う。二人とも?フフ

なんにしても、ちょっとは進化した男子が出てきて
面白くなったと思う。
(まあ、朴念仁もそれはそれでおもしろいんだけどね)





お皿の謎がね~じゃりガッパ皿リーマンかっぱ豆 なんなのよ、いったい?