探偵で証人で被害者で加害者??
「シンデレラの罠」
セバスチアン・ジャプリゾ著
内容(「BOOK」データベースより)
わたし、ミは、火事で大火傷を負い、顔を焼かれ
皮膚移植をし一命をとりとめたが、一緒にいたドは焼死。
火事の真相を知るのはわたしだけだというのに記憶を
失ってしまった。
わたしは本当に皆の言うように大金持ちの伯母から
遺産を相続するというミなのか?
死んだ娘がミで、わたしはドなのではないのか?
わたしは探偵で犯人で被害者で証人なのだ。
ミステリ史上燦然と輝く傑作。フランス推理小説大賞受賞作。
ミだのドだのラだの・・・登場人物がドレミの歌?
なんじゃ~(笑)
パット・マガーみたいな、被害者を探せ!とか
探偵を探せ!モノかと思って読んでみた。
マガーの作品のように、本格推理物ってカンジじゃなく
もうちょっとドラマっぽい。
そんでフランス映画みたい、おしゃれなイメージ。
と思ったら、ほんとにフランス映画になってた(笑)
一定の解決は見られるのだが、読み方によっては
違った話にも思えてくる作品。
ちゃんと読んだら、作者の計算された緻密なトリック
鑑賞できるのだろうが、かなり気を抜いて雰囲気だけで
読んでしまった・・・
もはや読み返す気力がなく、今回は残念ムネンなり~