夕べ、山中慎介選手の8度目の防衛戦があった。
もちろん「神の左」からのKO勝ちだ。
無敗の相手と聞いていたけど、始まってみれば
格の違いが歴然だ。
前の試合の時、山中選手は右ジャブがなんだか
ぎこちなく、手数も少なかったのでイマイチだった。
今回は右のフェイントや上下も素晴らしく、すかさず
打つ左がずばずば決まって、思い通りの展開だった。
以前「すぽると」かなんかで、なんであんなに左が強いのか
聞かれた時に、本人は、
「足の親指に重心を置いて回す」
みたいなことを言っていた。なので、今回は足元を
じーっと見ちゃった。
腰の回転はもちろん左足は、打ち終わりには地面を
離れ、拳に全部体重がかかってる感じ。
オマケに拳は当たり際ぐいっと内側にえぐりこむ様に
入ってる。コークスクリューってやつ?
うっわ~!当たった時の顔が恐ろしいぐらい歪んでる。
無敗のサンティリャンとはいえ、こんなの何回も喰らったら
たまらんな~。
それでもあの左は誰がやっても強いわけじゃないよね。
何処が違うんだろ?
次は夢のベガスで!もっと歯ごたえのあるやつと
たのんますぜ!
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もう一つ。
今年から、ホーチミンでチーフトレーナーとして
活躍中の元プロ、Oさんがブログに書いていた事。
試合やプロになる目的ではない一般の会員さんを
どう教えるか。
大多数の目的は技術向上ではなく、楽しく身体を動かすこと!
「少し疲れるくらい動きたい!でも楽しくなくちゃイヤ!」
この満足感(疲労感)をどう演出するか。
(Oさん、ちょっと借りました。なんか、感動したので)
そうなのか~。そんなポリシーなのね。
以前、リハビリセンターの先生も言ってたけど
自分の故障を温存させつつ、スポーツをやりたい
気持ちをどう昇華させるかを考えるってことと同じだね。
ん?昇華・・・違ってるかな?まあいいや(笑)
スモールステップの目標をもって、かつ故障しない程度に
気持ちよく身体を動かす。
そしてそれが楽しくあるべき。で、いいんだよね。
ボクシングのいい所は、あるところまで完全に妄想の
スポーツである事だから、他人から見てみっともなかろうが
カッコ悪かろうが、ジブンがよけりゃそれでいいって事。
それに妄想の敵は常にある!(笑)
めちゃくちゃぶっ飛ばしたら、ゴングが鳴って
今日もノーサイド!なのだ
風邪をひいて、ボクシングも自転車もオヤスミ・・・天気いいのに~。