足の故障で、2ヶ月もボクシングを休んでしまった・・
もう続けられないといわれたら、イタすぎてBOXの
情報も一切シャットアウトして、見ないフリ。
いや~つらかったな。あの場所へは戻れないと思うと
全部がどうでもいいような気がして。
人間きつすぎる状況は、一旦保留してうっちゃっとく
方がいい時もある。そんなドラマ。
震災にあった2家族のドラマ。
先日山田さんが講演会でちょこっと話していた
ドラマがコレだ。
山田さん自身、震災関係のドラマの誘いはあったよう
だが,みんながやっているので、自分までやらなくても・・
というのと、あまりの悲惨さに気が進まなかったと
いう事もあったようだ。
3年がたってやっと、痛い記憶にじょじょに向き合おうと
していく家族を描くことでドラマの形ができたみたい。
自身が体験したことでないものを書くのは、きっと
ウソを書くようで嫌だったのかも。
だけど、ドラマはすごく被災者の内面に正直に
切りこんだものだった。
世間的に言っちゃいけない事とか、逆に自分が望んで
なった境遇じゃないのに、いちいち感謝をしなければ
いけないとか。
みんな苦しいのにジブンだけおおっぴらに嘆くことも
できないとか、ガマンしなければいけないことだらけ
だった人たち。
痛めた心の傷口を見つめることにすぐに向き合って
いたら立ち上がる事なんてできないよ。
それにはやっぱり時間が必要で、でも時間は
決して立ちどまりはしないから、また再生することは
できるんだって可能性も示唆して終わる所がニクイ!
喪失と再生、だけど日常のちょっとした些細なオカシミ
も忘れない・・・さすが山田先生だ!
最後はたくさんの涙とハグで見終わった。
ジブンの気持ちも落ち着いたところで、ゆっくり見たのも
良かった。
・・・と、通っているジムの選手達の勝利の情報が
続々と入ってきて、なんだかこれ景気がいいじゃん!
よ~っし!
明日から復帰するゾ~!
年寄りの冷や水~ぅ(笑)