だがしかし、珍しく、朝の別れを惜しむ日が続いています。
先月までは、教室に着くと挨拶もそこそこに遊びに夢中だったし、そもそも入園直後から、娘が別れを惜しむことは数えるほどしかありませんでした。
体調が本調子でないとき、娘は普段より甘えん坊になります。
普段は一人でできることを「やってー」と言ってきたり、何でも「お母さんがいいー」となったりします。
それでも、保育園の別れを惜しむほどではありませんでした。
そんな昨日、保育園に着くと、教室には新しく担任になった先生しかいませんでした。
お友だちはいつもどおり遊んでますが、娘の顔がみるみる不安げになっていきました。
あっという間に後ずさり、母の体にしがみつき、離れなくなってしまったのです。
そして「○○先生は?△△先生は?」と、昨年担任だった先生を探し始めたのです。
担任のうち、最低でも一人は子ども達と一緒に持ち上がります。今年は○○先生が一緒に持ち上がりました。
でも、早番、遅番がある保育園(確かMAX7:00~19:00で預けられるので、当番制は当然ですよね)なので、一緒に持ち上がった先生が毎朝出迎えてくれるとは限りません。
新しい担任の先生が「○○先生はもうじき来るよ。もう一人の△△先生なら園のどこかにいるかも。一緒に探そうか。」と促してくれ、何とか別れることができました。
思えば、「これが本当の笑顔なんだなってやっと分かった。今まではタテマエの笑顔だったんだね」と言われたのが入園から半年ほど経った頃でした。
昨年度も、クラス替えからしばらくは一緒に持ち上がった担任ばかり追い求め、新しい担任に心から馴染んだのは半年近く経ってからでした。
新しい環境になかなか馴染めないのは母も同じ。心細くて不安な気持ちはよく分かります。
別れを惜しむのは、新しい担任にまだ馴染めず、拠り所を求めているんだと分かってしまうと、何だか心苦しくなりました。
とはいえ、お友だちは大半が昨年と同じ顔ぶれだし、保育園にはキッチンセットなど家にはない魅力的な遊びがたくさんあるので、いざ遊び始めれば保育園だってすごく楽しいのです。
場所見知りも人見知りもする娘が、早く新しいクラスに馴染んでくれるのを、そして毎朝笑顔で「行ってきます」ができるようになるのを待つばかりです。