ストレスがたまったときの有効な対処法はどんなものがありますか?
「運動する」
「お酒を飲みに行く」
「カラオケに行く」
「ゆっくりお風呂に入る」などがあります。
これらはストレス対処の「外的対処」といい、過度の緊張を程よい緊張に緩め、物事に取り組むための良いコンディションを作り出す作用がありますが、ストレスの原因そのものを解決するものではありません。
これに対して、「内的対処」はストレスの原因を見つけて対処する方法です。
この内的対処はどういうものか、今回はクライアントの日記を紹介し説明します。

クライアントの日記から
CL 今日Aにかなりきつく言われてしまいました。怒りが収まらなくてBに相談しました。その際、壁を殴ってしまいました。どうにも怒りが止まら なくなってしまったからです。
その時は、Bに怒られて、自分を取り戻せたのですが、その様子をほかの人に見られてしまい、Aに報告されてしまったかもしれません。
悔しくて、Bの前で泣いてしまいました。
CL 職場の同僚Cが異動させられたので、すべての面でAのやり方になってしまいました。私は今までのやり方しかわからず、Cのやり方でやっていたので、Aの怒りをかってしまったのかもしれません。
CL 私はいつもの通り書類を作成して、Aがいない間に書類を提出しました。
午後Aから叱られました。今日は機嫌が悪い感じだったので、当たられたのかもしれません。
日記からわかること
同じクライアントの異なる3日分の日記の抜粋ですが、この方の文章を読んで気がつくことはありませんか?
それぞれの日の日記全文を書いていませんが、「◯◯◯かもしれません」が多いと思います。
「◯◯◯かもしれません」は、◯◯◯か、◯◯◯でないのか確認できていないが、◯◯◯と思いこんでいる状態です。
人の断片的な行動や発言で、その人がどう思っているかを決めつけてしまっているようにみえます。
それが本当かどうかは確かめてはいないようです。
考えの偏り
他人のこころはその人の一部の行動だけではわかりません。
勝手に相手のこころを解釈して、自分の勝手な解釈に振り回されています。
自分の考えの偏りや自分の考えの癖は誰にでもあるものです。
しかし、それらが度を過ぎて、生活を窮屈なものにしている場合は、柔軟な考えに修正していくほうがいいでしょう。
まずは、自分の考えの偏りや自分の考えの癖に気がつかなくてはなりません。
次に、それらに気がついたらもっと柔軟な考えに修正する方法を理解し、そして実行しなくてはなりません。
次回は柔軟な考えに修正する方法についてお話します。
