その辺にはない香水というのは、その人の前の彼女がブレンドした作品のことだった。
今でも捨てられずに持ち歩き、未練を残している。
写真も手紙も石も。
復縁したいらしいようにみえる。
この人の過去の引きづり方は半端ではない。とたまげた。
案外そういう生き物なのかね?
過去のメモリーや不要なものをずっと持っているというのは、その人を前に進ませない力があると思う。
ただ、心に留めておきたいもの、先祖のものや栄光の記録、そうしたものは残して感謝したいと思う。
そっか、この人にとって先祖なのか!
そんなつぶやき。