先週の重賞回顧 | ラップ分析家「結城智晴」

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こんにちは。

結城です。


先週は中山も阪神も時計の掛かる馬場でしたね。

いつもとは違う適性が求められるレースになっていました。

今回好走できても、次走良馬場では人気のギャップが生まれる可能性が高いので注意。


さて、それでは重賞の回顧です。



アーリントンカップ


1着ジャスタウェイ

2着オリービン

3着アルキメデス

4着ローレルブレット

5着ヴィンテージイヤー


12.9-11.5-12.1-12.2-12.4-11.7-11.2-12.3


時計の掛かる馬場といえど、このペースは遅い。

ラスト2Fに11.2という速いラップが出現していますし、どちらかというと前が残るレース。

しかし、勝ったのは大外一気のジャスタウェイ。

この馬が極上の末脚を持っていることは新潟2歳Sの時点で分かっていました。

ただ、それ以降力を出し切れないレースが続いていたのですが、やっと爆発してくれましたね。


2着にオリービン。

正直、2着以下は微妙なパフォーマンス。

いくらジャスタウェイの決め手が強烈でも、最後方からの大外一気など許してはいけないレース。

他の馬は不甲斐なかったですね。

オリービンは頑張っている方ですが・・・。

今の実力ではG1では厳しそうですね。




中山記念


1着◎フェデラリスト

2着△シルポート

3着△リアルインパクト

4着-ネオヴァンドーム

5着-ネオサクセス


12.8-11.8-11.4-11.4-11.3-11.6-11.8-12.0-13.2


シルポートが大逃げを打つ。

シルポートは切れ味に欠けるがスタミナ豊富なので、

こういう持久力をフルに活かせる戦法は向いている。


シルポートはよく粘ったが2着。

ラストが13秒以上掛かってしまったことを考えると、少しだけ飛ばし過ぎたのかもしれない。

しかし、素晴らしいパフォーマンスだ。


勝ったのはフェデラリスト。

「シルポート逃げ切り濃厚か」と思われる中、一頭だけ抜群の伸びを見せてゴール寸前で差し切った。

予想の記事で「まだ隠している力がある」と書いたがこの馬は本当に底が見えない。

どれだけ強いのだろうか。


対抗のレッドデイヴィス、単穴のトゥザグローリーは大敗。

しかしこのような馬場での大敗はあまり気にするべきではない。

次走人気を落とせば逆に美味しいことも多い。




阪急杯


1着マジンプロスパー

2着スプリングサンダー

3着サンカルロ

4着オセアニアボス

5着ガルボ


12.1-10.3-11.3-12.1-11.9-11.8-12.5


うーん。

このマジンプロスパーの勝利はフロックの可能性が高い。

過去には一度も重賞を勝てるレベルのパフォーマンスを見せておらず、

次走人気になるような疑ってかかった方が良いかもしれない。


2~4着は順当に実力馬が来ている。

サンカルロは時計の掛かる馬場で末脚の切れ味を削がれてしまったのが痛かった。

本番は良馬場になることを祈りたいところだ。


スプリングサンダーは準オープンを勝ち上がって間もないが、

昨年の阪神牝馬Sで3着していることからもわかるように、重賞級の力がある。




それではまた!