先週の重賞回顧【2月2週】 | ラップ分析家「結城智晴」

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こんにちは。

結城です。


今週は小倉が雪で月曜に延期になるなど、

ドタバタしていましたね。

その中で2000万近い馬券が出たり・・・。


府中も雪が凄かったです。

これは昨日の夜撮った写真。


スピード指数AEONオフィシャルブログ

こんなに降ったのいつ以来だろう。

少なくとも5年ぶりぐらいだと思います。


これだけ雪が降ると、時計が出にくかった東京ダートの馬場の質も変わってくるかもしれませんね。

来週はフェブラリーSのために、入念に土曜日のダートのラップ分析をしなければ。



さて、それでは先週の重賞の回顧です。

まずは土曜日のクイーンカップから。




クイーンカップ


1着▲ホエールキャプチャ

2着△マイネイサベル

3着○デルマドゥルガー


12.3 - 11.1 - 11.7 - 12.3 - 12.8 - 11.7 - 11.2 - 12.3



印上位馬は好走してくれましたが、

軸にしていたダンスファンタアジアが凡走してしまったので馬券は不的中でした。


勝ったのはホエールキャプチャ。

強かったですね。

この馬の安定した末脚は魅力ですね。

ただ、強い相手と互角にやれるだけの破壊力は感じません。

切れ味は更に磨きがかかることに期待したいですね。


この馬の武器はどちらかというとスタミナの方。

どんなペースでも最後はしっかりと伸びてきます。

スタミナがあるのである程度前に行っても大丈夫。

今回のように中団やや前ぐらいの位置からの競馬が一番合っているような気がします。


2着はマイネイサベル。

メンバー最速上がりを記録。

稍重の馬場でこれだけの脚が使えるということは湿った馬場に適性があるのかもしれませんね。

阪神JFの時よりホエールとのパフォーマンスの差をかなり縮めてしますし。

重馬場適性の差なのか、能力の成長なのか。

桜花賞前に良馬場でもう一走してもらって見極めたいところですが、

さすがにもう走らないかなぁ。


3着はデルマドゥルガー。

こちらも速い上がりを使っています。

この馬は前走で牡馬相手のジュニアカップを勝っていました。

内容も優秀で、重賞3着というのは能力的には当然の結果。

こちらも強いです。


あとは特に目立った馬はいませんね。


人気のダンスファンタジアは6着。

敗因は馬場か、内枠でイライラしてしまったか、道中力んで走っていたか。

敗因は推測の域を出ませんが、自身の能力を出せていないことは明白。

また次走で期待したいですね。



次は共同通信杯。



共同通信杯


1着◎ナカヤマナイト

2着-ユニバーサルバンク

3着▲ディープサウンド


13.1 - 11.5 - 12.2 - 12.4 - 12.4 - 12.5 - 11.3 - 11.1 - 12.0



このレースは人気馬が危険だったレース。

ダノンバラードは重賞を勝ってはいますが、

内容は微妙なレースばかり。

今回は無印で臨みました。


◎ナカヤマナイト○ベルシャザール▲ディープサウンド

この3頭の馬連BOXで勝負に出たのですが、結果はご存知の通り・・・^^;

クイーンカップに続いて悔しい結果となってしまいました!


勝ったのはナカヤマナイト。

前走のホープフルSは非常にハイレベルなレース。

ホープフルSのレベルが高いとわかっていれば、

本命はナカヤマナイトorベルシャザールの2択しか無かったでしょう。


道中は内でじっとしていて、33.8の上がりで差し切り。

非常にレースセンスの良さを感じさせる内容でした。

ホープフルSで中山2000mでも高いパフォーマンスを発揮できることを証明していますし、

今のところ皐月賞の有力候補だと考えています。


2着にユニバーサルバンク。

この馬は2番手からの粘り込み。

先行有利のペースだったのでナカヤマナイトとは着差以上に力の差がありますね。

これからの成長に期待したいところ。

ディープサウンドも同様でした。


ベルシャザールは前走より少しパフォーマンスを下げている印象。

道中でポジションを少し押し上げたのがアダになってしまったか。

また次走で期待。




京都記念


1着◎トゥザグローリー

2着▲メイショウベルーガ

3着△ヒルノダムール


12.6 - 11.3 - 13.2 - 12.5 - 12.2 - 12.9 - 12.4 - 12.0 - 12.0 - 11.2 - 11.6


GⅠ級のメンバーが揃った1戦。

1番人気トゥザグローリーが人気に応えました。

有馬記念の時は非常に美味しい馬だったのですが、

やはり一回好走してしまうと人気になってしまいますね^^;


京都の芝は良馬場発表でしたが、出ているラップを見ると稍重程度。

雨の影響が残っていた馬場でした。


良馬場ならば完全にスローペースなのですが、

馬場が悪いことを考えればミドルペースに近いのかも。

どのポジションからでも勝負になるレースになりましたしね。


トゥザグローリーは本当に強いです。

昨年の夏から秋にかけて急成長を遂げましたね。

今回もラスト1Fは11.6なのでまだ余力があるでしょう。

今年の宝塚はこの馬か?


2着にメイショウベルーガ。

京都外回りは大得意。

湿っていて切れ味が削がれる馬場でしたが、よく伸びてきましたね。

ジャパンカップ6着の実績が示すように、牡馬1級線が相手でもやれる馬です。


3着はヒルノダムール。

今回も勝ちきれませんでしたね。

この馬は鳴尾記念で非常に高いパフォーマンス。

鳴尾記念はレコードに迫るような時計が出る馬場でした。

それと比較すると今回はパフォーマンスが低いので、レース条件が合っていないように思います。

ベストは良馬場の1600~2000mと考えています。

ここまで中距離中心のローテーションですが、

この馬はマイラー寄りな気がします。



それではまた!