有馬記念回顧 | ラップ分析家「結城智晴」

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ラップ分析家「結城智晴」による競馬予想・コラム。

こんにちは。

結城です。


有馬記念、気持ちよく的中することができました!



有馬記念


1着△ヴィクトワールピサ

2着◎ブエナビスタ

3着穴トゥザグローリー

4着△ペルーサ

5着▲トーセンジョーダン


6.9-11.4-12.0-12.3-12.7-13.4-13.5-12.3-11.5-12.0-11.7-11.1-11.8


想定通り、スローペースとなりました。

逃げたのは三浦皇成トーセンジョーダン。

一番逃げる可能性が高いのはネヴァブションかな、と思っていたんですが、

スタートが悪く中団からの競馬でした。


このレースを制したヴィクトワールピサは4番手から。

デムーロ騎手は早めに仕掛けていき、一時はハナに立つ勢い。

一見無謀な仕掛けに見えますが、これは理にかなった素晴らしい騎乗です。


ヴィクトワールピサはジャパンカップでもスローペースを先行するレースをしていますよね。

その時は直線で切れ負けして3着。

このメンバーに入ってしまうと瞬発力では分が悪い馬なんです。

スローペースで好走するには瞬発力が重要。

ヴィクトワールピサには不利な展開です。


そこでデムーロ騎手は、早めに押し上げて速いラップを刻み、

スタミナも要するレースにしたかったのでしょう。

ヴィクトワールピサはスタミナはかなり優れています。

前をつつかずに直線までスローで流れていたらこの勝利はなかったかもしれません。

完璧な騎乗でした。


2着にはブエナビスタ。

僅かに届きませんでしたが、負けて強しの内容。

上がりは驚異の33.8。

中山競馬場ですから直線も短いですし、坂もあります。

東京競馬場ならば33秒台前半で上がれる脚を使っています。


スローペースの中、4コーナーであの位置では絶望的かな、と思ったのですが・・・。

現役最強馬はダテではありませんね。

強い馬が強い競馬を見せてくれる。

これぞ有馬記念ですね。


3着には注目穴馬に推したトゥザグローリー。

前走のラップタイムからGⅠ級の力があることはわかっていたので、(詳しくはメルマガのバックナンバーで!)

14番人気は非常に美味しかったですね。

有馬記念という競馬予想家としても勝負の舞台で、

注目穴馬が好走してくれて良かったです!


ペルーサがついにスタートを決めましたね!

絶好位でレースを進めることができましたが、直線伸び切れず4着。

敗因は能力で一枚足りなかったことか。

スタミナ・瞬発力どちらも素晴らしいものを持っているのですが、

ブエナはさらに1段上のようですね。


5着はトーセンジョーダン。

3~4コーナーでヴィクトワールピサに押し上げられたのは少し辛かったですね。

残り5Fの地点で11.5というハイラップを刻んでしまっていますし。

その分ラスト1Fで伸びを欠いてしまったかな、と思います。



以上、有馬記念の回顧です。


それでは皆様、よいお年を!