日曜日に車のタイヤ交換してもらったら
翌日から、また寒さが戻ってきました。
昨日はみぞれやあられが降る不安定な天候
今日も西風が強く吹き、春のぬくもりは感じられません。
それでも庭先には
「れんぎょう」や「水仙」など、黄色の花が咲いています。
トシちゃんは、水仙のスッとまっすぐに伸びた葉っぱが
お気に入りでした。
花壇の前を通る時は必ず
水仙の葉っぱを2~3枚引っこ抜くんです。
そして、手で伸ばしてみたり、ちぎってみたり。
でも、水仙は有毒植物で
葉に毒があるんですよね。
春先になると、野草のニラと間違えたことによる
食中毒のニュースをよく耳にします。
だから私は
引っこ抜いた水仙の葉を、トシが口に入れはしないかと
いつもハラハラして見ていました。
幸い、水仙の葉を口に持っていくことはありませんでしたけれど
時には、お気に入りの水仙の葉を手に持ったまま
施設の送迎車に乗りこんでしまうこともありました。
そういう時は
「それは持って行かれません!」と声掛けすると…
最後には納得してくれて
葉っぱを手離してくれました。
水仙が咲くと思い出す、在りし日の息子の姿
黄色の水仙が咲くたびに
こうして、思い出すのでしょうね。
春風と呼ぶには、まだ冷たすぎる風が
子を亡くした母の胸を、ざわつかせるのでした。