今日までのキルア
食べる事を止め、目を瞑り休む事さえせず、ただ時間が過ぎていくのを待つ・・・そんな状態です
急に外に出てきて散歩をすると言ったり、猫じゃらしに混じってみて驚かせてみせるのはまだ「みんなと居たい」「自分は特別じゃない」との気持ちがそうさせるのか・・
夜中、私が寝るのが怖くてPCを見ていると机の上にチョコンと乗ってこっちを見ている「どうした?」と聞くと消えそうな声で「ニャ~ッ」と鳴き抱いてくれと手を伸ばす
2回りほど小さくなった体はフワ~ツと軽く体温を感じない...
耳を身体に当てるとやせ細った体の奥の奥からゴロゴロと聞こえ「喜んでいる」と思うと涙が止まらない

多分、残された時間はあとわずか・・・
キルアもそれをわかっている、1日の終わりに迎える事のないかもしれない朝の前に「お別れ」を言いに来ている気がする
それは・・仲の良いチシャにもお別れの準備をしているのかいつも以上に2匹でいる事が多い
2匹の時間を楽しむように寄り添い毛づくろいをしてもらっている・・チシャはもうわかっているんだろうな

この時間に終わりが来ることを・・・
今週の散歩はもう歩く事は出来ず防寒着の中で丸まって顔を出すこともなく、おとーさんの体温感じていたそうだ
横になっているキルアを撫でながらこの人は何を思うのだろう?私よりもキルアに接している時間が長く可愛がっていたから辛いだろうに・・・・苦しいだろうに・・・
その背中はとても悲しい

間もなくタイムリミットはやってきそうです
「諦めるのか!」と叱られそうですが・・もはや「頑張れ!」という事がキルアの為なのか自分が楽になりたいのかさえ分からなくなってきました
今は・・「ありがとう」「楽しかったね」「楽になれるといいね」と話し毎日を過ごしています