「どんな時でも、ポジティブに!」
んなこと、できるわけない。

末期癌だし…
痛いし…
ダルいし…

「どんな時でも、美しい心!」
んなこと、できるわけない。

アタシャ、聖人じゃない…


それでも…
ボチボチ、前向きに歩むのは…

後ろ向きに歩くのは、疲れるから(笑)


ボチボチでも、進んで行けば…
振り向けば、長い道のりを歩んで来た事に気づく。




たくさんの絵本は…
△男が、まだ、保育園に通っている頃、
本屋へ行く度、欲しがるので、買い与えたもの。

小学生になった△男に、朗読の特訓をした。
泣き叫ぶ△男、怒鳴る私…
けして楽しい時間じゃなかった。
でも、字が読めるようになれば、△男の世界が広がると信じて…
毎日…毎日…
コツコツ…コツコツ…と…

昨晩…
私が、夫のマッサージを受ける傍らで…
△男は、この絵本の中から「浦島太郎」を朗読。

よく通る声で、スラスラと…
感情がこもっている所や、ご愛敬の読み間違えが、
最高に楽しい!

最後に、太郎が、白髪のおじいさんになる場面で、
夫が、ささやく。
「オレの話か…?」( ^∀^)

自閉症でも…
27才の△男は、いまだ、成長し続けている。


私は「難病26年生」「乳癌8年生」

癌の方は、
もう、特に、これって治療もなくなっちゃったケド…

なぜか元気…

×男からは「ゾンビ」
夫からは「死ぬ死ぬ詐欺」
って、呼ばれている。

来年こそは…
夫を騙してやりたい!
「私の口座に、振り込んでね!」






裕子