養護学校での3年間は、
よい先生方に恵まれ、
△男にとって、素敵な高校生活でした。

3年になると、
就労に向け「実習」が、始まります。

それぞれ、希望する作業所や、受け入れてくれる企業へ出向いて、1~2週間「実習」させてもらいます。

その間、父兄は、実習の現場への送迎があり…
まさに「二人三脚」の就労活動ですね。

ただ、
作業所にしろ、受け入れてくれる企業にしろ…
学校のように、順に卒業生があるわけではないので、募集枠が少ないんです。
就労を希望したから、入れるというわけではありません。

△男は…
現在、通っているお弁当屋さんと、生協へ、実習へ行きました。

就労先をどちらにするか…?

迷いましたネ
(本人が、自分の意思で決めてくれたら楽なんだけど…)

生協なら、給料が支払われるし…
なんとなく、見栄えもいいような…?

で…

実習中、
△男にバレないように、仕事ぶりを、こっそり覗きに行ったの…

生協での△男は…
親切なスタッフに見守られ、一人、黙々と商品を並べていたわ。

お弁当屋さんでの△男は…
同じような障害を持つ仲間と笑い合いながら、生き生きとしていた。
調理が大好きな△男の目は、輝いていた。

迷う事なく、お弁当屋さんがいいと思った。


「三つ子の魂、百まで」
って、言うけど…

〇子は、犬
△男は、料理
×男は、勉強…?(笑)

我が家の3人を見る限り…
興味の対象は、3才の頃から変わっていません。

「〇〇が好き」
って、気持ちは、とっても大切なんだと思う。

仕事って、大変だけど…
その気持ちがあれば、頑張って行けると思う。

それは、
「障害児」でも、同じ事。

今も、変わらず…
「行ってきま~す!」
と、朝、お弁当屋さんへ出勤する△男の顔は、輝いています。







裕子