昨日から…
様々な準備が整い、愛犬コップは、〇子の家で暮らす事になりました。
(コップは、元々〇子の犬で…〇子の仕事中、私が面倒をみるという形で、我が家に引き取りました)

コップは12才…
人間なら、70才位でしょうか…?
まだまだ、若々しく元気いっぱいです。


〇子は、高校卒業後、トリマーになるという夢を叶えるため、都内のトリミングスクールへ…

そこで、躾担当になったのが…
生まれて間もないコップ

〇子に仕込まれ…
コップは、いろいろな芸ができます。
「お手」「バイバイ」「座れ」「伏せ」「待て」「ロール」…etc…

言葉もかなり理解しています。
「お父さん帰って来た」
って言うと、急いで玄関へ…
「かわいい」
って言うと、目を細め…
「美味しい!」
って言うと、飛んでくる。
「散歩」
って言うと、隠れる。
散歩嫌いなコップの仮病は、なかなかでした。
足を引きずって見せるの…
(毎回、迫真の演技もむなしく「何やってんのプー、行くよ!」って、なるんだけど…)

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コップが我が家に引き取られる事になったのは、9年前…

△男は、幼い頃、ハスキー犬に追いかけられた事がトラウマで「犬恐怖症」だったんだけど…

小さくて、優しいコップが…
△男の「犬恐怖症」を治してくれた。


コップが我が家に来た時は…
×男の背は、まだ、母の私より小さかった。

まだまだ、若い家庭だった。

家族となったコップと共に、みんなで、いろいろな所へ出かけた。

つらい時、悲しい時も…
コップは、いつも一緒だった。

「乳癌」がわかった時も…
「潰瘍性大腸炎」で、救急車で運ばれる時も…
大きな黒い瞳で、心配そうに、見守ってくれた。

そして、今も…
家の中を、杖で移動する私を、心配そうに見つめる。

私が泣くと…
私の手を「ペロッ」って、控えめになめる。

私が笑うと…
急いで、オモチャを取ってきて、私の膝の上に乗せる。
私の膝に両手をかけて…
「遊ぼう!」
って、いたずらぽい瞳で見つめる。
その時の…
軽くてフワフワのきみの手の感触を…
これからも…
けして忘れないよ!


この9年…
私と君は…
誰よりも、長く…
一緒に、時を過ごしたね。

すぐとなりに…
いつも聞こえていた君の寝息が、
もう、今日からは聞こえないのかと思うと…
ちょっぴり寂しい。


でも…

〇子、×男、順に、無事、我が家から卒業したように…
コップも卒業だ。

新居で…
アンドレと仲良くネ!

〇太さん、〇子、お腹の赤ちゃんを守ってネ!
くれぐれも…
頼んだよ!
くれぐれも…
元気でネ!









プーママ