昨日は…

イジケまくりの私のブログに…

たくさんの励まし…

ありがとうございました。m(_ _ )m


なんか、自分が恥ずかしい(_ _。)



昨日、ちょうどブログを書き終わって送信しようと思ったその時…

電話が鳴りました。

「あの~△男さんは、今日は、お休みですか?まだ来てないんですけど…」


サーっと血の気が引く。

作業所に、いつも着く時間を一時間も過ぎている。


昨晩、△男は、宿泊練習のため、近くの施設にショートステイ。


「何かの手違いだろう」

と、気を落ち着かせながらも…

すぐ、GPS検索をかける。


施設へ電話すると…

「お父さんが、お迎えに来るって聞いてました」

8:30に、一人で作業所へ向かうはずが、手違いで、施設で待機させられていました。


△男は、介護認定区分4の重度知的障害者。

だから…

「自力で作業所へ行くなんて無理」って思われたのかも…?

(事前に練習した所なら、大丈夫なんだけどナ~)


言葉にならないだけで…

△男は、多くの事を理解している。

待機させられている間、モヤモヤ、イライラしてたんだろうナ~


家族や大切な人に「何かあったかも?」と思った瞬間…

うだうだグチグチ言ってた自分の事なんか、ぶっとんじゃいますよね。




「食べたい物」「欲しい物」「行きたい所」

すべて、△男は、自分の意志で自由に決める事はできないんです。


相手の話がよく理解できない。

自分の想いを伝えられない。


さぞ、不自由だろうと思います。


でも、△男は…

自閉症という自分の「障害」を嘆いたりもせず…

低い能力をフル活用して、全力で生きています。


毎朝、きまって8:24に家を出て、

作業所で、お弁当を作り、配達に出る。

雨の日も、風の日も、雪の日も…

お弁当を待っていてくれる人がいるから…



△男は、私が「癌」である事を理解できません。

でも、自分の持病の「てんかん」が薬でよくなったので、私も薬を飲めば大丈夫だと信じています。

だから、いつでも、私が薬を飲み忘れないように目を光らせています。

(飲み忘れの多い私は、しょっちゅう△男に救われています)


何も言わなくても、私の体調の悪さを察して…

毎晩8:00ちょうどに、風呂掃除をして、

洗濯物をていねいにたたんで収納してくれます。


お世辞や優しい言葉など持たない△男…

でも、母ちゃんは…

君の優しさ、思いやりを痛いほど感じているよ。


毎晩…

君の寝顔に…

「ごめんネ」って、つぶやいてしまう。


△男は、私の「死」をどうやって乗り越えるのかな…?


でも…

変えられない現実を嘆いていても仕方がない。


△男に「申し訳ない」って思うんだったら…

一つでも、△男のためにできる事をしよう。

△男と過ごす時間を大切にしよう。


だって…

私は、まだ生きている。


「生」と「死」の、わずか一秒の境をこえるまで…

今という時間を大切にしたい。





チューリップ黄裕子