「青春!」って感じで、キャピキャピして見えても…

若い人はみんな、いろいろな悩みを抱えているんだろうナ~


大人になれば、子供の心を忘れてしまう。

オバサンになれば、若い時の気持ちを忘れてしまう。


10代、20代の時の自分を思いだすと…

今とは、別人のような気がする。


幼い時から、体が弱かったけれど…

これと言ってイヤな事がないどころか、かなり甘やかされて育った。


かなりの人見知りで…

数人の友人以外とは、普通に話をする事ができなかった。


中一の時には、不登校気味になった。


ませた子だった。

「死」「命」「神」

「人は何のために生きるのか?」

そんな事を真剣に思い悩み…

将来への漠然とした不安をいつも抱えていた。

勉強はそこそこにできたが…

熱心に勉強するようなタイプじゃなく…

スポーツは、ものの見事に全部ダメ!

いつも劣等感を抱えていた。


だから…

自分に自信を持てずに、もがき苦しんでいる若い人を見ると、

胸の奥が痛くなる。



人生の終わりに、思う。


「何のために生きるのか…?」

答えなんかない。


ケド…

「生きる意味」も「幸せ」も…

「地位」「名誉」「権力」「金」

そんなありきたりのものの中には、ない事だけは確かだ。



もし、自殺を考えている人がいたら…


チョット想像してみて…

あなたが殺そうとしているその「自分」という体に…

生まれてからずっと、世話になってきたんじゃない…?


今だって…

あなたが

「どうやって死のうか…?」

って、死ぬ方法を考えている間も…

あなたの肺は、全身に酸素を送ってくれている。

さっき食べた物も、飲んだ物も、腐る事なく消化されて行く。

あなたが、泣き疲れて眠る間も、あなたの心臓は休む事なく動き続ける。


あなたはけして、孤独なんかじゃない!

あなたの命は、いつも、あなたに寄り添っている。


人は誰でも…

自分の身に起こった「不運」「思い通りにならない事」を、身の周りの誰かのせいにする。


はっきりと「誰かのせい」である場合は、逃げずに戦えばいい!

あるいは、ソイツと手を切る。


でも、何となく…

「親が悪い!」「社会が悪い!」「生まれてきたくなんかなかった!」

そんな甘えた気持ちでいる間は「答え」なんかでないよ。


人間だって…

他の動物と同じ…

20才を過ぎたら「親なんかいない」と思ったほうがいい。


「社会」はいつだって悪い。

でも、今、日本は平和だ。

私の父達は、戦地へといや応なく送られた。

それに比べりゃ、マシだ。


「生まれてきたくなんかなかった!」

そんな事言ったって…

もう、生まれてきちゃったんだよ!



心の狭い私は…

いつだって、健康な人が羨ましい!

つらい日々が続く時…

「健康」「家族」「経済面」全てに恵まれた人を見ると…

内心…

「引きずりおろしてやりたい!」

なんて思う「黒い自分」がいる。


でもネ~

そんな事を思っている間は…

結局、自分が「不幸」


「生きて行く」って事はキレイ事じゃない!

そういう時もあるサ!

そうすぐに、立ち直れない問題もあるサ!


でも…

「いきる意味」「幸せ」は…

自分で、つかみ取るんだよ!

生涯をかけて…


私は…

「死ぬ瞬間に後悔したくない!」

だって…

たとえ、あの世があるとしても…

この世での人生は一度きりだもの…


だから…

自分の身に起きた「不運」を、そのままに、受け入れる。



そして…

だんだん「死」が近づいてくると…


心から、願う!


次の世代の若い人達に…

「自分の人生を大切にしてほしい!」

「幸せをつかみ取って欲しい!」




裕子ぶーぶー