○○県の知事が、特別支援学校の見学に行って…

「こう言った障害というのは、中絶可能な4ケ月より前にわからないものか?」

と言って問題になったんだって…


この知事だけでなく…

騒ぎになると、みんな、神妙な顔で詫びるけど、内心では、

「何か悪い事言った?」

って思っているはず。


差別はいろいろあるよネ

障害・病・人種・性別・貧富・宗教…etc…

中でも、自分の力では、変えられない事で差別されるのはつらいよネ


息子の「自閉症」自分の「癌」や「難病」

自分が弱者になってみて初めて

あからさまな差別、周りの人達の何気ない言葉に、傷つく事が多くなった。


そうした人達を、非難する事は簡単


けれど…

自分自身を振り返れば…

若い頃…

何不自由なく、比較的裕福な環境で育ってきた私は…

物事を深く考える事もなく、同じような言葉を吐いていたんだと思う。


「痛み」は自分がなってみないと、わからない。


「せっかく生まれてきたんだから、いろんな事を知りたい、幸せになりたい」

そう思って、生きてきた。

恋をし、結婚をし、長女が生まれ、金銭苦も経験し、もうそれで十分だったケド(笑)自閉症の長男を授かった。

長男の存在で、私は初めて、物事を知ったような気がする。


「癌になってよかった」

さすがに、そんなキレイ事は言えない。

でも…

「癌」も、私を変えた。

以前の私が、今のように「幸せ」を強く感じていたとは思えない。


きっかけがあれば、人は誰でも、いくつになっても、、変われる。

私は、そう信じている。


でも、高みの見物や、上から目線で物事を見ている限り…

いくつになっても…

権力や財力を手にしても…

頭脳明晰でも…

真実は見えてこないんじゃないかナ…?


そんな事を感じたニュースでした。



NG 裕子