娘の挙式から、一週間…


いろいろな人から…

「おめでとう!」のあとに「寂しいでしょう?」

と言われる。


ないナ~寂しい気持ちは…


それは、きっと、もう2年以上前から、一人暮らしを始め、すでに独立していたからだろう。


末っ子次男と、結婚式のあと、電車のホームで別れた時は、ちょっとウルっときたが…

それでも、4月、大学の学生寮へ旅立つ時の、締め付けられるような寂しさに比べれば…


「癌」がくれた贈り物は…

このダメダメ母ちゃんを、子供達の自立というものに、きちんと向き合わせてくれた事かナ~


3人とも、とっくに、私を追い抜き、大人になった。

もう…サバサバがいい!

理想は…

「アレ?そ~言や~母ちゃん、もう、死んだんだッケ…?」



最後に、一つ、不思議な出来事…


以前、ブログで…

「ホルモン療法を始めてから、指がむくんで、持っていた指輪が一つもはまらなくなった」

と書いた。

持っていた指輪の中に、母から譲り受けた「ルビーの指輪」があった。

カボションカットというレトロなデザインで、祖父が母のために、海外で原石を買い、加工した物だ。


なぜだか急に、結婚式へ出かける前に、その指輪をはめてみた。

アラ不思議…なぜかスっと、はまった。


「いつの間にか、むくみがとれたのネ~」


昨日、出かける前に、また、はめてみた。

どう、がんばっても、はまらない…



裕子指輪