(日)は、自閉症の長男がお昼を作ってくれる。

だいたいいつも同じ…チーズトースト・ジュース・グラノーラ…

息子はそれなりイケメン(親バカ90%)

彼が、お昼をトレイに入れて「どうぞ」と持ってきてくれる時…(*^.^*)…


食後に、コーヒーか紅茶をいれてくれる。

ひとつ添えられたクッキーは、息子が通うお弁当屋さんと、同じ系列の福祉作業所でつくられたもの。

彼は、毎回、ニコニコしながら、クッキーを食べる。

クッキーひとつで、ここまで幸せを感じられるって…うらやましい…


師匠…教えて下さい。その奥義を…


彼を見ていると「障害って何だろう?」と日々考えさせられる。


記憶に残っていないだけで、赤ちゃん時代は、みんな「障害者」だ。

オムツをして、食べさせてもらい、移動はベビーカーだ。

老人になれば、個人差はあるものの、人の手をかりる事が多くなる。

50代にして、すでに、私はその域だ。息子と外出した時、障害者手帳を見せながら、改札を通ったが(半額になります)駅員さんは、息子に手を引かれる私の方を障害者と思ったに違いない。


そ~分けなくってもいいのに…


金子みすずの詩のように…

「みんな違ってみんないい」


人はみんな、穴だらけの、不完全な「ざる」なのサ~

でも、一人ひとり、穴があいている部分が違えば…

それを、たくさん重ね合わせれば…

水を汲む事だってできる。


裕子晴れ