本当に穏やかな日々。
こんなにも上がったり下がったり
心の揺れのない日常が幸せなんだって
きっと、ああいうことがなかったら気付けなかった。
だからきっと、あの日々は
あたしにとってなくてはならないものだったんだろうって
そう思えてる。
そう思える日がくるなんて、想像もしてなかったけど。
あたしは恵まれてる。
本当に恵まれてる。
運動がものすごくできるわけでも
勉強がものすごくできるわけでも
なにか抜きん出た才能があるわけでもない
取り柄なんて一つもない
そんなあたしだけど
人との出会いには、本当に恵まれてるとおもう。
あいつがいて、あの子がいて、
彼女がいて、彼がいて
そうやっていろんな人に助けてもらって
頼る術を、甘える術をおしえてもらって
あたしはこうして今日も一日を終えられる。
明日を迎えることに、疑問を持たずにいられる。
不安がないわけじゃない。
こうして夜、一人の時間があると
いろいろ考えてしまう悪い癖は治ってない。
終着点はいつだって
あのころに戻ったらどうしよう、だ。
視界に刃物が入れば、そういう気持ちになることだってある。
けど、だけど
あんなにも抑えられなかった何かが
彼や彼女の顔が浮かんで
何かそうしてるうちに
すぅーって、ちょっと落ち着いたりするの。
ああ、あたしはここに居ていいんだったって
そうおもえるの。
だから本当に思う。
ああ、あたしって恵まれてるなって。
多謝。
もう負けない。