久しぶりに、少しだけ忙しい
一日を過ごさせていただきました。


この時期、裾上げがやはり多いですね。


今日は、私に直しを頼みたいというお客様が
たくさんご来店いただき、嬉しい限りです。





当店の、股補修です。

画像は先のインスタからの画像と一緒です。



今日、ご依頼のお客様が他店さんで股を補修していたのが、
当店のそれと少し違ったので、

その違いを話したいと思います。


また補修に限らずなのですが、

当店では、

限りなく、もとの14パーツに戻るような状態になるようにしています。


新品で買ったジーンズを全て分解した状態に
お直しをしても、なるようにしています。

それは、直した後でも綺麗な修理後になるようにです。

また、穴補修に関しては、
穴というののほとんどは


経糸が切れている状態です。

なので、修理の際は経糸を織り込むつもりで、
ジグザグステッチをかけていきます。

経糸が切れていて、穴が縦に裂けているもの
緯糸が切れているものは、綾目に沿って
ステッチをかけます。

そうすることで、できるだけ目立たないように心がけています。


今回拝見した股補修は、そのまま当て布をして叩いているものでした。

そうなると、綾目の違うところにも同じステッチの方向にかけてしまいます。
また、尻部、股部は直した近くにまた穴が開く可能性が非常に高いです。


その際、見ごろをまたいで、ステッチをかけていると
新しく空いた穴の補修の仕上がりが、汚く目立ちやすくなります。

このような仕事をされているお店にはいろいろな考え方があってのことと思うので、
その方法が悪いと言っているわけではないのですが、
私の修行していたところではご法度な考えでした。

穴補修のやり方は基本変わらなくても
ステッチを外すか否かとか、いろいろ
違いがあるので、いろいろ試してみるのもいいかもしれませんね。