ずっと貴方だけを見つめていました

ずっと貴方だけを見つめていました

2022年1月に26年間連れ添った夫が天国に逝ってしまいました。
同じような境遇の方たちのブログを読み、苦しみを紛らわせていただいています。

今日は最愛なる旦那さんのお誕生日

60歳 還暦


仕事が嫌いで

それでも家族の為に頑張って働いて

あと2年ちょっとで定年退職

というところで逝ってしまった


生きていたら今日という日を

どれほど喜んだことでしょう

病気がわかってから

この人を亡くしたら私の人生が終わる

あなたなしで生きてはいけない

と全力で支えた日々

絶対に治る、治してみせると

私の全てを捧げ尽くしたのに

あなたは逝ってしまった

絶望の日々

私は生きる屍のようになってしまった

人間関係の断捨離をして引きこもる毎日

ただただ1日1日をどうにか生きて

消化していった

メンタルは強い方だと思っていたのに

躁うつ病になり薬が必要になってしまった

苦しくて苦しすぎて

同じ思いをしている人を求めて

死別のブログにたどりついた

絶望の毎日

ブログが唯一の居場所になっていくなか

ブログが縁

同じ病気で奥さんを亡くした人とつながった

そして驚くほどあっという間に惹かれあって

一緒に暮らすことになった

一途に配偶者を愛して

最愛の人を亡くしてしまったもの同士

に大きな大きな傷を負ってしまったもの同士

お互いに気持ちがわかりあえるパートナー

彼のおかげで笑えるようになったし

何かを頑張るという気力も湧くようになった

あんな絶望の中で

心から大切に思い

幸せを願う人に出逢えた

また誰かを愛することができるなんて…

彼のおかげで

他愛のない会話ができる喜びが

戻ってきた
共感できる幸せが戻ってきた

Kくんありがとう

あなたに出逢えてよかった




でも…愛する人との死別は
失恋したあとの新たな出逢いで

苦しみがなくなるみたいに

甘いものではない

全然違う

喪失感と深い悲しみは常に心にあり

鬱々した思いはずっと続いている

今も旦那さんのことを毎日想っているし

逢いたいと願う気持ちも変わらない

涙が溢れることもある


一緒に歩んできた長い道のりがあるから

一緒に育んできた幸せな日々があるから

 


新たな出逢いの幸せと

深い悲しみが共存して

気持ちが浮いたり沈んだり

前を向いたり後ろに引きずられたり

行ったり来たり



彼も同じだと思う




長生きしたいとは思わないから

遠い未来のことは考えないし

過去のことも

あまり深く思い出さないようにしている

ひたすら今を生きている

そうやってできるだけ

心の平穏を保つようにしている

でも今日のように特別な日は

どうしても心が乱れてしまう…




パパお誕生日おめでとう

愛しています
これからもずっと愛し続けます