“文学少女”と死にたがりの道化 (ファミ通文庫)/野村 美月
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最近、更新が不定期でごめんなさい。超短編小説サイト作成プロジェクトで少し忙しくて。

さて、この小説のテーマは”人間失格”ですね
すこし、登場人物の行動に必然性がないように感じられますが、うまくできた小説です。

とくに書くことが思いつかない・・・・・・・ダメだorz
デュラララ!! (電撃文庫 (0917))/成田 良悟
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数日振りです

今日はデュラララ!!を読みました
この本は、歪んだ愛の物語ですね

各キャラがそれぞれの愛を持ってるけど、歪んだものばっかり
少し怖くなってきます
しかし、愛なんてそもそも歪んでるものかもしれませんね

成田先生のすごいところは、複数の登場人物を同時に動かして、物語を破綻させないところですね
羨ましい才能です
すこしおひさしぶりです、少々体調を崩していました
今日はいつもとちょっと毛色の違う記事を書きたいと思います

小説をジャンル分けすることってありますよね。
ライトノベル自体が小説の一ジャンルと考えることもできますが、ライトノベルのなかにもたくさんのジャンルがあります
ということで、今日はラノベのジャンルの分けについて構造的に考えて行きたいと思います
ライトノベル的物語研究家見習いの名に恥じぬように


1.世界観からみた分類
世界観からジャンルを分類する場合、主に以下のようなものが考えられる
他にもあるかもしれないので、自分で考えてください

異世界もの:異世界を舞台とした小説、主に剣と魔法のファンタジー世界であることが多いが、中には魔法が出てこないものもある
近未来もの:SFの舞台になることが多い。主に現在より科学が発達してる世界である。核戦争などにより荒廃後の世界であることも
現在もの:今、僕たちが生きている世界、もしくはそれに非常に近い世界。基本的な世界観が近いため説明が楽。だが、魔法や超科学が出てくることもしばしば
時代物:主に過去(江戸時代など)を舞台とした小説。実在の人物が登場することもあるが、しなくても問題ない。
平行世界もの:パラレルワールドとも。ここでは過去の出来事の変化により、少し違う歴史を辿った世界のこと。例、第2次世界大戦で日本が勝利した世界など
複数世界もの:複数の世界をまたにかける小説、○マのように異世界と現在を行き来するものや、タイムマシーンで時代を行き来するものなど。RPGゲームではよく見かける

2.舞台からみた分類
舞台、とくに物語が主として展開される舞台によりる分け方
特別な舞台が用意されていない場合は、ジャンルとして分けない

学園もの:ライトノベルではもっとも多いと思われる学校を舞台とした小説
病院もの:ここを舞台としたラノベは読んだことがないが、チームバチスタなどがこのジャンル
山奥の洋館もの:基本的にミステリーの中の一ジャンル。まれにホラーもある
地方もの:どこかの地方を舞台にしたもの。訛りが独特な雰囲気を出すほか、名産などが登場

3.物語の種類による分類
いい言葉が思いつきませんでした。もっとも王道な分け方だと思います

ファンタジー:主に剣と魔法ものを意味する
恋愛もの:主人公とヒロインとの恋愛をメインに扱う小説
ラブコメ:恋愛ものを笑いに特化させたもの
コメディ:お笑いもの
パロディ:有名小説のパロディもの
ミステリー:推理もの
ロボット:巨大ロボットが活躍する、まれに巨大じゃないことも
SF:サイエンスフィクション、つまり実在しない科学もの
ホラー:恐怖をあおるもの
ミリタリー:軍事もの
スポーツ:スポーツを主題にしている

他にもありそうだけ思いつかない。各自、考えてください。
このジャンル分けでは、複数のジャンルをもつ小説も多い。ファンタジー+恋愛など

4.主人公もしくは主格のキャラの属性による分類
主人公の持ってるジャンルでの分類

性転換もの:主人公が男性から女性に代わったりその反対だったりするもの。けんぷふぁーなど
ヒーローもの:主人公がヒーロー的なキャラ
アンチヒロイック:主人公がヒーロー的ではない小説
勇者もの:主人公が勇者と呼ばれる小説
探偵もの:主人公が探偵
巻き込まれもの:一般人の主人公が事件に巻き込まれる小説

5.特殊能力による分類
出てくる特殊能力による分類、特殊能力が出ない場合は無視

魔法もの:魔法が出てくる
超能力もの:超能力が出てくる
超科学もの:超科学が出てくる
怪物もの:怪物が出てくる
変身もの:変身能力を持つキャラが出てくる


大体、こんなものですかね、何か忘れてる気もしますが
これを使って、トラドラを分類するとこんな感じになります
1.現在もの 2.学園もの 3.ラブコメ 4.巻き込まれもの 
この5つの分類の組み合わせでラノベのジャンル分けは、大体できます

自分で書きたい人も参考にしてください
現在の学園のラブコメのように書きやすいものは大体書かれていて、使い古された感がありますが
異世界の病院のようにほとんど手付かずの小説を書けば、すごくオリジナリティが感じられる小説が書けそうではないですか?

この記事は気が向いたときに加筆編集しようと思います
気がついたら、まったく別物になってるかも
バカとテストと召喚獣 (ファミ通文庫)/井上 堅二

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「こんな教室は嫌じゃああっ!!」アホの明久は叫んだ。ここ文月学園では、進級テストの成績で厳しくクラス分けされる。秀才が集まるAクラスはリクライニングシートに冷暖房完備だが、彼のいる最低Fクラスの備品はボロい卓袱台と腐った畳だけ。明久は密かに憧れる健気な少女・瑞希の為、組代表の雄二をたきつけ対クラス戦争を始める。それは学園が開発した試験召喚獣を使い、上位の教室を奪うという危険な賭けだった!?第8回えんため大賞編集部特別賞受賞作。(Amazonより引用

バカです
主人公が極めてバカです
軽快な一人称語りが気持ちいいですね

物語としては比較的わかりやすい造りに見えますが
実は裏で坂本雄二の物語が同時進行しています
最後のAクラス戦なんて、主人公の吉井明久くんはただのゴミでしたからね
明久の出番はBクラス戦まででしたね

Aクラス戦、もっといい戦い方はなかったのかな?
霧島翔子対ムッツリーニ、ただし体育で とか
ごくペン! (MF文庫J)/三原 みつき

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偏差値70オーバーのぼくこと五十嵐真太郎がバカの殿堂として名を馴せる毒マムシ学園に転校したのには重大な理由がある!一緒に東大に入ろうと約束した幼馴染みの権田原凛子がこの学園に通っているという噂を聞いたからだ!想像以上に古風で脳天気なヤンキーの吹きだまりだが、ツッコミどころ満載のおかしな彼らに思わずツッコミを入れまくっているうちに、ぼくはヤンキーたちから崇められるようになってしまった。そして再会した凛子は―なぜか私設極道の女親分になっているぅ!?明朗にして軽快に魅せる第5回MF文庫Jライトノベル新人賞審査員特別賞受賞作。(Amazonより引用


たぶん、まだ知名度のない一冊だと思います
が、これは結構伸びると予想します
あー、でも微妙だな
2巻以降にかかってきますね

偏差値70オーバーの主人公の語りなのに、残念なことに普通のラノベ的語りでした
もっと偏差値の高さが滲み出るような語りだったらよかったのに

メインヒロインの凛ちゃんは、ごくデレとでもいうのかな
普段は極道だけど、二人きりになるとデレデレみたいな感じ

現時点で3巻まで出てるので興味ある方はぜひ読んで見てください
ちなみに僕はまだ、1巻しか読んでません