前回、触れていなかったのが
「B2B」
「B2C」
これ、けっこう頻繁に出てきます。
最初は分からなくて
とりあえず、そのままを伝えるだけ
対象者の方が
アルファベットの手話も分かるようなら
Bはアルファベットにするし
苦手なようなら日本式にします。
そして、間の‘2’は実は To の時もあります。
「B2B」 本来は Business to Business
意味は企業間取引
「B2C」 Business to Consumer
企業と一般消費者の取引
それぞれにビジネスシーンで
よく使用される言葉です。
この辺りは
手話通訳者側はあまり良く理解していなくても
実際にお勤めの聞こえない方は
言葉さえ表出すれば
理解される方が殆どのような気がします。
ですので
下手に翻訳めいたことをして
まちがった情報を伝えるよりも
言葉通りに表出する事の方が大切だったりします。
とは言え、なんでもかんでも
そのままでは手話を見ているだけで疲れてしまいます。
翻訳して問題がなく
その方が分かりやすいと判断すれば変換します。
たとえば・・
よく見聞きする「アジェンダ」とかは
状況に応じて‘項目’‘テーマ’とかに翻訳することもあります。
あとはその場で
アルファベットの頭文字だけを使用して
伝えることもあります。
「コンペテンシー」もそうかな
または場合によっては組み合わせたり
対象者に伝わる方法を考えます。
頻繁に出てくることが分かれば
さっと確認して、ではこういう方法で
表出しますね、と決めごとにするとスムーズになります。
何度も出てくる単語で
表出に困りそうなものは
当事者に確認するのが一番良いですね。
大体、研修系の場合は
そういう確認が出来ることが多いのですが
実際、そういう確認が出来ない場合も
ない訳ではなく
そういう場合は本当に困ります。
ある程度の予想をつけて
完璧ではなくても
まあまあ分かるのではないかという線で
表出をしていく・・・
頑張っていくしかありません。
途方に暮れる前に
ベストを尽くす!