先日の病院通訳場面でのはなし
ドクターやナースが手渡そうとするファイルは
基本的には受け取らない
という基本的なスタンスですが
あくまでも基本的です。
例外はもちろんあります。
聞こえない方、ご本人に
何かしらの事情があり
そのファイルを本人に受けとって頂く
という事にこだわるよりも
さっと受け取った方が良いと思われるとき
病院にしろ
現場では常に色々なことが起きます。
そんな時
自分自身で考えて、判断する、
そして行動する。
その結果
それが良い結果につながることもあるし
そうでない事もあるかもしれません。
大事なのは
その時に自分がなぜ
その行動をとったのか
そういう通訳をしたのかを
自分自身が分かっていることではないかと思います。
人間は必ず、間違いをするものです、
完全な人間などいない
(間違いを前提に考えるのもおかしいですが)
もし、間違いだった、失敗したと分かったとき
ただ後悔し、嘆き苦しんで終わるのではなく
自分の行動のもとが
ここの部分が誤っていたのだと
分かることで
少なくとも
同じ過ちをしなくなる、可能性が高くなります。
なかなか
難しい判断をしなければならないこと
少なくありません。
そんな時に
どうしたらいいのか
本当に正解は一つではない、
難しいですね。
手話通訳者の人間力が
問われることも
少なくなく
でも実のところ
手話通訳者も色々ですから
私も含めて
ほんと
手話通訳の技術以外の部分
もっと人間として
成長しないとねと
思っています。