■いのちめぐる冒険

このパビリオンは大きく分けると

超時空シアター(要予約)、ANIMA(要予約)、宇宙の窓(予約なし待ち時間あり)、その他の小ブース(予約なし待ち時間なし)といった感じで少し複雑です。

 

 

特に大人気の、超時空シアターとANIMAは、予約を取るのに苦労します。

前提として、それぞれが別予約!。

同じパビリオン内なのに、一方の予約で両方観覧できるといったものではありません(T_T)

 

ケチ?・・・自粛(^-^;

 

 

宇宙の窓は、並べば入館はできますが、列が伸びるとすぐ待機列封鎖します。

その他の小ブースは出入り自由、半ば休憩所のような趣き・・・

 

このように、まるで趣向の違うパビリオンが複数存在しているかのようで戸惑うでしょ!

 

マイルールだらけ・・・

海外パビリオンもいろいろとルールあるし致し方ない!

それも含めて楽しむ(^^)/

 

■いのち球

外側には動く生き物、内側には樹木や珊瑚・・・

いのちには上も下もなく、それぞれが全体を支えている。

 

 

 

いのちは合体・変形だ!

 

河森正治(アニメーション監督/メカニックデザイナー)らしいテーマ。

 


 

 

■ANIMA

映像、振動、立体音響のイマーシブ空間!

振動も音響も大迫力!

 

地味な入場口。

 

事前に注意事項が配布されます。

 

 

壁4面は鏡・・・・・

 

 

■透過型スクリーン

天井から繊維状で半ば透けているスクリーンが無数に垂れ下がっていますね。

 

暗く、映像が複雑に交錯する、まさに没入型空間です。

 

 

それでは皆さん一斉にジャンプしましょう!

いきますよー

3!2!1!ジャーンプ!

 

暗い床に、大量の白い動きが拡散!


揺り返しがあり、魚群がぴちぴち・・・

ということは、今水面にいるんですね・・・

 

■ハプティクス

足元から様々な振動が伝わります。

立体音響と床の振動の迫力、イマーシブな映像空間に飲み込まれていきます・・・・



 

細胞がどんどん分裂・・・

 

 

生命の誕生かと思いきや・・・

 

何やら舞い降りてきます!

 

可愛い?

ドクロ、民族的な面、妖怪のような首が降り積もってきます。

でもどこか愛らしくユニークな!

 

ここでジャンプの掛け声が!皆でジャンプ!

すると首たちが高く舞い上がります。

 

 

 

 

いのちの現象の真っ只中に飛び込むような体験・・・・・

を体感!

 

 

 

 

 

約10分、あっという間の映像体験。

 

驚き、楽しさと美しさと、めくるめく映像のシャワーを浴びたような、映像の中に自分が存在していたような不思議なひとときを過ごせました。

 

待ちに待ったブルーインパルス展示飛行です。

編隊連携機動飛行。

 

予定時刻は15時00分~15分。

 

この猛暑の中、既に12時には大屋根リング上にて場所取りが増え停滞し始めます。

13時にはあちらこちらで規制が開始。

15時には大屋根リング上はパンパン!

 

これでもか!な人の量!

 

 

 

私はチェコパビリオン屋上から観覧。

 

 

 

■デルタ360°ターン

 

 

■サクラ

 

■レベルキューピッド

ハートを描いていますが、

ビッグハート!

その愛が大きすぎて・・・収まらない

 

 

■720°ターン

5番機のリード・ソロ!

6G、1機で8の字を描きます!

 

 

■チェンジオーバーターン

 

■レベルサンライズ

大きな歓声が上がります!

そして広く頭上に展開するので、観覧者は皆イナバウワー状態!

首も背中もやられます。

 

 

 

 

実はパイロットによる距離感の目視など、かなりアナログなところが感動を呼びます!

 

ドローンショーのような無人機をコンピューター管理することができるようになった時代の一方で、全く真逆に、人の能力次第なショーを対比させてくれるのも、いろいろ考えさせられるいい機会なんでしょう。

 

 

チェコ館前では缶ビールを販売して祝杯気分!!!

フランスが誇るサヴォア・フェール(匠の技)。

 

フランスはあらゆる分野でブランド化するのが得意ですね。

それはワイン市場においても!

 

そして今回ワイン産地が万博の主要パートナーに・・・

現在3,000の醸造家、700の流通業者がアルザスワインに関わっています。

 

 

■1階平面図

庭園からDiorへと向かう間の丸い部屋がCIVAです。

 

■常設展示 CIVA

CIVA(Cité des Vins d’Alsace)とはアルザスワイン委員会。

Cité des Vins d’Alsaceとはアルザスワインの街、の意。

 

アルザス地方のワイン生産者にとって日本は重要な市場。

アルザスからの輸出規模を見ると世界で6位、アジア太平洋地域内では1位なんです。
 

 

 


 

 

 

アルザス地方の地下深く・・・

 

 

 

テロワール(土壌)・・・・・

 

アルザスでは石灰岩、花崗岩、粘土質がモザイクのように入り交じる土壌。

この土壌こそが、同じブドウ品種から全く異なる個性を持つワインを産出する源となっています。

 

 

 

 

暗闇の中、地中をイメージした装飾を通り抜けると、妖艶な光のあふれる空間が現れます。

 

大地の裂けめのような入口は、アルザスワイン特有の首が細長いフルート型ボトルの形状です。

 

このインスタレーションは土、太陽、水、そしてブドウが人間の技術と融合し、自然だけでは生み出せない甘美なワインが誕生する様子を表現しています。

 

白ワインの三大品種シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、リースリング。

この地方で最も広く栽培される品種がリースリング。

柑橘や桃のような香りを持ちます。

 

この部屋は白ワインの満たされたワイングラスの内側の景色とも言えます。

 

 

見事に大きく実った葡萄のオブジェ。

 

ブドウが大地からのエッセンスを吸収し、ワインへと昇華していきます。

 

 

黄金色のアルザスワイン、巨大な房が吊るされています。

そして和やかに家族と共にするようなテーブルが・・・

 

 

CIVAが訴えたかったのは、「分かち合いの精神」・・・

 

テーブルの映像はアルザスワインが育む家族の幸福な光景。

 

刻々と変化する映像。

 

 

景色を一変するような純白の部屋が見えてきます。

4次下請けの設備会社が、3次下請けの業者からの4000万円の工事費未払いを訴えているという、なんともな理由・・・

もどかしいですね。

 

万博開幕から2か月超閉鎖状態でしたが、ようやく

6月26日オープン!

 

 

大西洋に面するアフリカ南西部の国、アンゴラ共和国。

 

アンゴラの地には旧石器時代から人間の居住が確認されており、1世紀頃にはバントゥー系民族が住んでいました・・・

 

14世紀にはコンゴ人によるコンゴ王国が建国されます。

1575年コンゴ南部がポルトガル領アンゴラとなります。

  黒人奴隷供給地、銀の供給地、強制労働制度、ダイヤモンド鉱山開発・・・

  過酷な時代が400年も続きました。

1975年アンゴラ人民共和国独立。

1992年アンゴラ共和国に改名。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いよいよ入場!

 

■アンゴラ大統領ジョアン・ロウレンソ

 

まず、シアター上映です。

 

■チッソラの夢

 

 

 

 

 

 

大統領のお言葉。

 

 

マラリアにかかる少女のストーリー。

 

民間治療では、ままならず・・・

 

地域の医療施設に搬送。

 



 

■インタラクティブ エピローグ

 

医療、病気など

 

 

 

 

 

 

 

■ハーバリスト ショップ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■レストラン・カフェ

 

 

 

 

■ステージ

パビリオン内外ともにあります。

 

ミケランジェロを目にするのは30年ぶりなんです!

 

バチカン、フィレンツェで目にした感動は忘れられません!

 

 


 

前回には無かった鐘がありました!

 

 

イタリアと日本の地形が形取られています。

両国の親和、友好の強さを実感します。

 

■カンパネラ

モリーゼ州の工房、プレミアータ・フォンドリア・マリネッリ社にて製造。

 

自由に撞けます。


 

最近は、待ち時間5時間超えとも言われるイタリアパビリオン。

まさに常軌を逸した人気っぷりですね!

 

 

 

 

■シアター

 

シアター上映。

ほんの3分、あっという間です!

前回4月に観たものと同じ・・・ではありませんでした!

 

 

ここで、キリストの復活、登場!

 

 

 

ビジターエクスペリエンスへの扉が開きました。

 

 

■キリストの復活

大理石。像高2m。

サン・ヴィンチェンツォ・マルティーレ教会所蔵。

 

当初ローマのサンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会より発注。

1514-16年ミケランジェロが中途まで製作。

  キリストの顔に黒い筋が現れたことから製作放棄。

1600年代初頭転売。

1618-19年ベルニーニにより完成。

 

ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ(1598-1680)は彫刻家、建築家、画家。

 

陰になりわかりにくいですが、左鼻脇からほうれい線にかけて黒いラインが見られます・・・・・

これが問題の黒い黒い筋。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キリストが右手に力強く十字架と縄を抱く姿。

 

 

 

 


 

 

パビリオン出口の風景。

 

 

 

 

 

創造する・・・


 

■ふたつの左手(ハンズNo.2)

オーギュスト・ロダン。1900-10年。石膏。

ロダン美術館所蔵。

 


 

 

 

ディオール・・・・・

 

1946年クリスチャン・ディオール(1905-1957)創業のファッションブランド。

オートクチュールメゾン。

主要株主の41%はLVMH。

 

 

 

 

■ディオールメダリオンチェア

吉岡徳仁。2021年。

古くからあるメダリオンチェアを再デザイン。

 

吉岡徳仁(1967-)はデザイナー、アーティスト。

 

 

 

 

トリコロールカラーの3色。

 


■コロール

バー・スーツ。ニュールック。1947年。

 

 

 

 

■フレグランスボトル

 

 

 

 

■DIOR Flower

妹島和世。2024年。

Lady Diorバックガラスチャーム付き

 

 

 

「ディテールとは、好奇心が導くアングルや予期しない光加減の結果として、アーティストの筆遣いやカメラの客観的なレンズを通して奇跡的に誕生するもの」

 

クリスチャン・ディオール(1905-1957)の言葉。

 

 

■モンテーニュ通り30番地アイコニックなディオールの館

高木由利子撮影。2024年。

 

高木由利子(1951-)はファッションデザインを経て写真家に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トワルでは、ライン、ボリューム、明暗といったものを、実際に目にすることができます・・・・

     クリスチャン・ディオール

 

3Dプリントによるアイコニックなフレグランスボトルも純白にて並べられています。

 

壁一面に並ぶ純白のトワル、400点。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

服飾デザイナーなら、ここに何時間でも過ごしていられるのかも知れませんね。

■常設展示 AXA

アクサはフランス・パリに本社を置き、世界51ヶ国に展開する保険・金融グループ。

 

 

 

守りの手・・・

 

■左手と右手のアッサンブラージュ

オーギュスト・ロダン。1900年頃。石膏。

ロダン美術館所蔵。

 

2枚とも白飛びしてどうしようもないなー

 

次はシアターです!

 

3人で踊るダンスをパ・ド・トロワと言います。

パリの街並みを背景に、ポンピドゥーセンターの屋上にて踊っています。

 

ポンピドゥーセンターといえば、2025年から5年間休館し改修工事が行われます。

ピカソ、マティス、シャガールなどの近現代美術館、図書館、音楽映画関連施設などのある総合文化施設です。

 

■パ・ド・トロワ(Pas-de-trois)

2024年。

 

津川友利江(中央)、Lourent LeGall(左)、Khevyn Sigismondi(右)。

 

 

 

 

 

 

■2階平面図

 

植物に覆われたようなライトの下を通り1階へと下ります。


 

 

 


屋外テラスがありました・・・・・
 

■ニナファームのミラクルガーデン

ニナファームはフランスで創業した化粧品、健康食品を扱う株式会社。

 


 

 

 


 

 

 

 

南フランスから1万kmに及ぶ航路にて輸送されてきました。

 

オヴェルデ王国のミレナリーツリーです。

オヴェルデ王国とはモンブラン山麓、フランスのアヌシーにあるマイクロバイオーム農場の名。

 

■ゼウス

奇跡の千寿のオリーブ。若さの樹。
樹齢2300年。重量4800kg。

 

 

 

 

 


分かち合う手・・・

 

 

■恋人たちの手

オーギュスト・ロダン。1904年。大理石。

ロダン美術館所蔵。

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昼間の風景は知らないですが、夜はとても美しいものでした!

奇跡の庭園・・・そのもの!

 

なぜ、ここまで人気なのでしょうか・・・・・

 

 

 

トリコロールカラー!

 

ベールに包まれたような建物・・・・・・

 

自然劇場。

都市における自然との共存を表現しています。

 

コルデフィ社トーマス・コルデフィ、イザベル・ヴァン・オート、そしてカルロ・ラッティ・アソシエイツ建築事務所による設計。

 

シャンパンゴールド!美しいですねー

ピンクの銅で覆われた階段も。

 

 

■La Boulangerie

ベーカリー&パティスリー。メゾンカイザー監修。

メゾンカイザーはエリック・カイザーによって1996年にパリで創業。

日本を含め世界20カ国以上で展開。

 

 

 

まず正面の階段を上がり、2階から入場します。

 

 

 

さらに上へと登る階段もありますね。

 

■Le Bistrot

3階にあるレストランへ・・・

 

赤い糸がテーマ!

 

パートナーの筆頭にはLVMH、ルイ・ヴィトンですね。

 

 

サヴォアフェール"savoir-faire"・・・

御存じですか?

 

savoire(知る)とfaire(作る)を掛け合わせた言葉。

匠の技、長年の歴史に培われた美意識、審美眼。

 

フレンチメゾンがブランドをブランドたらしめている証です。

 

■レセプションホール

 

 

2019年パリのノートルダム大聖堂は火災により尖塔を焼失。

    850周年改修工事中に起きた衝撃的な出来事でした。

2024年5年半をかけて修復。

 

奇跡的に難を逃れたこのキマイラ像。

キマイラとは魔除けでもある怪獣。

 

ガーゴイルと呼ばれる雨樋の役割を持つものもあります。

 

■ノートルダム大聖堂 キマイラ像

1860-61年。石灰石。

 

森の水で傷を癒すアシタカを見守るかのようです。

 

 

なぜ、もののけ姫なのか・・・・

自然と人間の共生、このあたりで日仏の価値観の共有があるのでしょうか・・・

 

 

オービュッソンはフランス、ヌーヴェル=アキテーヌ地域圏、クルーズ県南部にあるコミューン。

タペストリー(タピスリー)の町として有名です。

 

 

■森に佇むヤックルとアシタカ

(もののけ姫/呪いの傷を癒すアシタカ)

タペストリー。2022年製作。

スタジオジブリ/もののけ姫(1997年)より。

 

 

オービュッソンではスタジオジブリとのコラボで6作品製作しており、内4作品は既に完成しています。

 

■千と千尋の神隠し/カオナシの宴会

2022-23製作。

 

■ハウルの動く城/夕暮れの動く城

2022-23製作。

 

■ハウルの動く城/ハウルの恐れ

 

素晴らしいですねー!!!欲しいくらい!

他、現在製作中のものはトトロ、ナウシカです。

 

光のシャワー。1、2階は一部吹抜けなんですね。


 

■エントランスブリッジ


 

 

 

 

 

そして、いよいよ話題の部屋へ・・・・

 

■常設展示 Louis Vuitton

ルイ・ヴィトンと、建築家重松象平とのコラボ。

85個のトランク、開かれた中にはクラフトマンシップの過程を紹介。

 

あーなるほど!天井が鏡でしたか!

 

フランス国立音響音楽研究所(IRCAM)との共同制作によるサウンドドラック。

 

 

 

 

トランク内面は液晶画面。

 

 

 

 

 

 

 

オーギュスト・ロダン(1840-1917)の手をモチーフにした作品がパビリオン各所に展示されています。

 

ロダン以前には、手だけといったような体の一部のみの彫刻表現は存在しませんでした。全身あるいは半身。

 

まず「合わさる手」・・・

 

親指と小指だけが触れ合い、片方は厚く、片方は薄く作られ、男女の手と考えられます。

 

なぜ大聖堂(カテドラル)という名を付けたかは謎。

 

 

■大聖堂(カテドラル)

オーギュスト・ロダン。1908年。ブロンズ。

ロダン美術館所蔵。

 

逆光、反射、写り込みが多すぎてよく見えませんね。

 

 

大聖堂の台座。

この部屋にはトランク84個と言われますが、おそらくこれが85個目?

 

 

 

1821年(文政4年)スーツケース職人ルイ・ヴィトンがトランク工場を創始。

 

1867年(慶応3年)第2回パリ万博にてルイ・ヴィトンが銅メダル獲得。

   江戸幕府、薩摩藩、佐賀藩が独自に出品。日本からは初参加。

   万博閉幕後に大政奉還。

 

1883年(明治16年)板垣退助、後藤象二郎がパリ本店にてトランク購入。

 

1889年(明治22年)第4回パリ万博にてルイ・ヴィトンが金賞受賞。

   本博シンボルとしてエッフェル塔竣工。

 

1896年(明治29年)ルイ・ヴィトンが初めてLVのモノグラムを採用。

   日本の家紋から触発され考案。

 

 

ルイ・ヴィトンと万博、そして日本との関係、なかなか興味深い!

 

 

次の部屋には球体があります。

 

■トランクのスフィア

真鍋大度によるインスタレーション「The Geode of Trunks」。

 

真っ白のトランクを幾何学的にジョイントしたスケルトン状の巨大な球体が回転していきます・・・・・

 


 

 

突然ルイ・ヴィトンのモノグラム出現!

ようやく、トランクを球体に組合せていることに気付きました。

 

 

 

 

 

 

デススターみたい・・・・

 

月・火星の隕石ブースです!

 

常時80種類、随時様々な隕石を入れ換える予定。

展示は4月29日より7月30日までの期間限定です。

 

 

宇宙との遭遇!

隕石に触った事はありますか?

 

 

■アモーチェブース「月・火星の隕石」

フューチャーライフヴィレッジ。

フューチャーライフエクスペリエンス(FLE)

 

A4ブース。株式会社アモーチェ。

 

株式会社アモーチェは2000年創業。

2022年1月和歌山県に串本隕石博物館を開館。

2025年5月WEBにてSHIRA隕石博物館をオープン。

 

SHIRA隕石博物館では、全て国際隕石学会認定の544種類、3,741個の隕石を所蔵し、中でも月の隕石は68種類、火星の隕石は30種類。

 

世界でも最大規模のコレクションを誇ります。

 

 

A1、A2の部屋は実質、待機列のためだけに使われています。

 

 

 

20分近く待って順番が来るといよいよA4ブースへと移動・・・

 

 

■サハラNWA869隕石

L3-6。2000年北西アフリカにて発見。発見総重量2t、同分類の隕石数63個。

 

 

■アエンデ隕石

炭素質コンドライト(CV3)。

1969年メキシコに落下。発見総重量2t、同分類の隕石数500個。

 

■ギベオン隕石

鉄隕石。12㎏。

1836年ナミビアに落下。発見総重量26t、同分類の隕石数87個。

 

■シホテアリン隕石

鉄隕石。11㎏。

1947年ロシアに落下。発見総重量23t、同分類の隕石数152個。

 

■オルゲイユ隕石

炭素質コンドライト。

1864年フランスに落下。

発見総重量14㎏。同分類の隕石数10個。

アミノ酸等の有機物を豊富に含みます。

 

■タギッシュレイク隕石

炭素質コンドライト。

2000年カナダに落下。

発見総重量10㎏。同分類の隕石数39個。

アミノ酸等の有機物を豊富に含みます。

 

■エルグ・チェック002隕石

2020年アルジェリアに落下。

年代測定に使用されてきたアルミニウム26の濃度が不均一であった可能性を指摘する機会をもたらした隕石。

 

■マーチソン隕石

炭素質コンドライト(CM2)。

1969年オーストラリアに落下。

12%の水分、アルコール、炭化水素、数十種類のアミノ酸を検出。

 

■ジビレウィンセルワン隕石

炭素質コンドライト(CM2)。

2013年モロッコ西サハラに落下。

発見総重量6㎏。同分類の隕石数658個。

砂漠での風化による錆で茶色に変色。

 

■Gadamis003月隕石

2021年リビアに落下。

発見総重量1270g。同分類の隕石数84個。

月の高地より飛来。

 

■ショーニー隕石

鉄隕石(IAB-MG)。

2010年アメリカに落下。発見総重量8.18㎏。同分類の隕石数129個。

 

■NWA6903隕石

鉄隕石(IIIAB)

2008年モロッコに落下。発見総重量20㎏。

 

■D30隕石

石質隕石。

2014年オマーンにて発見。発見総重量8616g。

触ることができます。

 

 

 

こちらの月隕石と、次の火星隕石がこのブースのメインです!

 

■NWA11898月隕石

触ることができます。

 

■サールウハイミア005火星隕石

シャーゴッタイト。

1999年オマーンに落下。

発見総重量1344kg。同分類の隕石数335個。

火星の地殻深部から飛来。

日本館展示の火星隕石は異なる地点由来となるYamato000593。

 

触ることができます。

 

■ムオニオナルスタ隕石

133㎏。

叩くことができます。甲高い金属音。

 

■ムオニオナルスタ隕石

1906年スウェーデンにて発見。80.5㎏。

叩くことができます。

 

■ムオニオナルスタ隕石

42.5㎏。

叩くことができます。

 

 

■チェリャビンスク隕石

2013年ロシアに落下。

地球近傍小惑星(NEA)199NC43より飛来。

 

■セリコ隕石

パラサイト隕石。7.2㎏。

2016年ケニアに落下。発見総重量2.8t。同分類の隕石数87個。

 

■リビアンデザートガラス、モルダバイト、テクタイト

隕石由来の天然ガラス。

 

 

■フカン隕石

パラサイト。

2000年中国に落下。

発見総重量1t。同分類の隕石数70個。

とても美しい!

 

■イラミック隕石

パラサイト。

1822年チリに落下。発見総重量920kg。同分類の隕石数70個。

 

■隕石ジュエリー

ムオニオナルスタ隕石、アンモライト宝石、パール。

 

■アランヒルズA76009隕石(手前)

普通コンドライト。

1976または1977年南極大陸に落下。

発見総重量4.7kg。同分類の隕石数13343個。

 

■九州隕石(後方左)

普通コンドライト。

1886年日本に落下。

発見総重量45kg。同分類の隕石数13343個。

 

■岐阜隕石(後方右)

普通コンドライト。

1909年日本に落下。

発見総重量14.29kg。同分類の隕石数13343個。

 

■ブラン隕石

パラサイト。

1810年ベラルーシに落下。

発見総重量823kg。同分類の隕石数70個。

 

■セイムチャン隕石

パラサイト。

1967年ロシアに落下。

発見総重量323kg。同分類の隕石数70個。

 

このような球形のパラサイト隕石(434g)が、2017年ロンドンのオークションにて1560万円相当で落札されています。

 

 

■セイムチャン隕石

パラサイト(石鉄隕石)。

1967年ロシアにて発見。323.3kg。

パラサイトは隕石全体の2%しかなく、最も美しく貴重とされます。

 

■カンポ デル シエロ隕石

鉄質隕石。

1576年アルゼンチンにて発見。

発見総重量100t。

 

■恐竜の卵

中国ゴビ砂漠にて発見。

6600万年前隕石落下により死滅した恐竜の卵の巣の化石。


 

 

ここは穴場中の穴場かも。

 

西ゲートから入った多くの人は大屋根リング、ガンダムの見える東方向へと胸をときめかせて進んでいくことでしょう・・・

 

誰がこんな辺鄙な、西ゲートの更に北西奥のこんな行き止まりに行くのかと疑問に思っていたくらいです!ときめかないんです、正直。

 

そんな私が、よもやこのフューチャーライフゾーンに来ることがあろうとは思ってもみませんでした!

未来の都市パビリオンの予約が取れてしまうまでは・・・・・

 

ならせっかくなので、EXPOアリーナを楽しみ、それほど混雑しない風の広場マーケットプレイスやレストランを見学し、フューチャーライフゾーン一帯を体験することにしましょー!!!

 

 

■JAXSA展示ブース(JAXA Exhibition Booth)

 Ⓛ フューチャーライフゾーン
フューチャーライフヴィレッジ
L02 フューチャーライフエクスペリエンス(FLE)

 

B1ブース。国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構。

「Standing on the Moon.And beyond...」

 

本当にこじんまりとした小さなブースです。

 

国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟ですね。


 

模型展示の数々・・・・・

是非模型でなく、実物が見たかったー

 

もし大型のJAXA館があれば、超絶人気間違いなかったはず・・・・

 

 

■有人与圧ローバー(1/5模型)

月面探査車。トヨタ製。

居住機能、移動機能を併せ持った世界初の探査車。

 

 

 

 

 


 

■LUPEX(1/4模型)

月極域探査機。

インドとの共同ミッションで月の水資源を調査。

 

 

 

■SLIM(1/4模型)

小型直陸機。

2024/1/20月面着陸。


 

 

■LEV-2

実物大エンジニアリングモデル。

愛称SORA-Q。

SLIMに搭載された小型着陸機。

世界最小、最軽量の変形型月面ロボット。

完全自立走行が可能。

 

 

 

14:00~15:00に3回上映する

上坂浩光プロデュースSpace Theater story1+4

を観ました。10分なのであっと言う間。

 

1,2,3,4のstoryがあるのですが、観られたのは1,4だけ。

2,3は違う時間帯でないと観ることができません・・・・

 

■Space Theater story1+4

上坂浩光プロデュース。

残念ながら撮影禁止・・・・・

 

 

インド館で目にした月面無人探査機チャンドラヤーン3号に、呼応している展示でもあるのでしょう。

 

2026年日本インド共同にてLUPEX(月極域探査)を計画しています。

打上ロケット、ローバーシステムは日本、着陸機システムはインド担当。

 

本当に貴重な展示体験ができました。