前回の<浦霞 酒蔵見学> につづく
享保9年(1724年)創業の老舗である。
蔵の外観も歴史深い趣きだ。
酒蔵見学では、蔵の建物や歴史について
案内をいただける。
まずは事務所と呼ばれている建物の外観の
説明をいただく。
法蓮寺というお寺の向拝を移築、復元された
ものであるそうで、
とても重厚な屋根と引き戸が印象的だ。
はあーと思い見上げているうちに
一行は次に蔵通路という所へ。
石目が美しい稲井石という石が敷かれていた。
美しく白い壁で横にそびえる蔵も圧巻だ。
そのまま蔵通路を進むことになる。
何メートルくらいかはわからないが
それ程広い通路ではなく、
脇の建物の木戸の雰囲気がなんとも懐かしい感じで
とてもよい趣きだ。
そして、
享保蔵という大きな蔵の入り口付近まで進む。
中には入ることはできないが、
少し中を覗かせていただいた。
二階の高さ位のところに桶が見える。
その桶の中には
お酒になっていく仕込み中のものが入っている。
中では酵母ががんばっているのかな。
なぜだかわくわくする。
終始、ガイドさんが一生懸命説明をしてくださった。
時間はあっという間に感じられた。
蔵の空気というか、その場の雰囲気で、
とても大切にお酒が造られていることを直に感じることができる
貴重な時間だった。
さて、一行は店舗に戻りお待ちかねのひととき。
利き酒タイムへ。(有料)
先程の蔵ガイドさんからその時いただけるお酒の説明を受け
いざ、みんなでいただく。
4種類楽しめて、おちょこはお土産としていただける。
日本酒3種類と梅酒をいただいた。
実は、私はあまり味に敏感ではない。
利き酒は向かない。
しかし、日本酒3つの味の違いがはっきりわかった。
あー、美味しい。
とても気に入ってしまった1つと、
これまた気に入った梅酒をお土産に購入。
自宅に送って(宅配有料)いただくことにした。
自宅に届いたお酒と、利き酒でいただいたおちょこ。
今の私の楽しみのお供となっている。
☆蔵ガイドい製造工程の見学や説明はありません。
☆利き酒は酒蔵見学をしなくても、店頭で体験できます(有料)
パンフレットには3種類とあります。
***とても心に残ったこと***
蔵通路の見学をしている際に、
横の建物に印がありました。
確か地面から120センチくらいだったかと思います。
それは、
東日本大震災の際に押し寄せてきた津波により
浸水してしまった高さでした。
海がすぐ見えるというほど海岸には近くない所だと
思われます。
それでも、こんな高さまで水がきてしまったとは。
震災の脅威を感じました。
ここ浦霞の酒造元でも、
せっかく造られたお酒がほぼといっていいほど
大量に破損してしまい、蔵の壁も崩落、
仕込み中の桶の中のものも多くこぼれてしまったそうです。
このようなブログに簡単に書けるものではなく、
どのような言葉であらわしたらいいものか、
ふさわしい言葉がわかりませんが
被害に遭われた皆様のお気持ちは
いかなるものかとお察し申し上げます。
数年で癒えるような傷跡ではないであろうなか、
皆様復興に向けて前をみつめて
歩んでいらしゃることに頭が下がる思いをいたしました。
6年を経た今でも、まだまだ苦しい思いを抱えられていらっしゃる方々も
多くいらっしゃることと思います。
いや、どなたさまも皆、あのような震災にあわれたら
痛みが消えるものではないとお察しいたします。
言葉では簡単になってしまうのがもどかしく思いますが、
更なる復興をお祈り申し上げます。
こぼれずに桶に残ったものから、梅酒が造られているそうです。
利き酒でもそちらをいただき、大変美味しくいただきました。
これほどの震災のなかで桶に必死で残ってくれた仕込み途中のお酒。
また、それを大切に梅酒として作り出した浦霞酒造元さんのお心。
そんな素晴らしい梅酒が
「浦霞 純米原酒につけた 梅酒」です。
機会がありましたら、ぜひご賞味くださいませ。
浦霞酒造元 株式会社 佐浦
〒985-0052
宮城県塩竈市本町2-19
℡022-362-4165
浦霞酒ギャラリー
営業時間10:00~17:00(日曜日、年末年始、その他臨時休業あり)
Rani



