次の抗がん剤治療はTS1にすることにしました | range4xのブログ 中咽頭がんステージⅣからの生還 そして再発 延命治療へ

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2017年1月、中咽頭癌ステージⅣの告知から放射線化学治療を終えて、一旦会社復帰しました。再発して進行が早く手術が困難となり、抗がん剤による延命治療を選択しました。再度会社復帰した後、上咽頭にもガンが広がったため、オプジーボに切り替えて延命治療を行っています。

■ 次の抗がん剤治療はTS1にすることにしました

昨日夕方耳鼻科の主治医に呼ばれまして、妻と一緒に今後の治療について話し合いました。

入院日になってしまった10/30の日は、本来は次の抗がん剤治療について最終的な意見をお伝えする日でした。

その時お願いしようとしていたのは、セツキシマブ(分子標的薬)+パクリタキセル(抗がん剤)の組み合わせで治療をしてもらう予定でした。

オプジーボにする前に行っていた治療と同じで、これも比較的効いていました。効果を実感して悪くない感触があったのと、東病院の先生のセカンドオピニオンでも勧められたので、てっきりその流れに頭は切り替えていました。

しかし、10/30当日に心タンポナーデの再発ということで緊急入院してしまい、治療方針についてのお話は出来ず仕舞いとなっていました。

その後心臓外科手術をして入院中に、そろそろ次の治療についてお話ししたいと申し上げたところ、妻を連れてきて来てくださいということになり昨日一緒にお話しすることになりました。

主治医も私も少し前まで考えていた「セツキシマブ(分子標的薬)+パクリタキセル(抗がん剤)の組み合わせ」は、心臓への癌転移があるので、心臓に病気を抱えている人は要注意の抗がん剤になるということでした。

心筋炎になりやすかったり、心筋梗塞など心臓に関する副作用が出やすいということでした。

そこでもう一つ残っていた、TS1という服用タイプの抗がん剤があるということで、お勧めされました。

毎日一回2週間飲み続け、1週間休んで診察処方の流れだそうです。抗がん剤なので副作用はあるということです。最近の白血球数が2.8kと低いのでこれが更に下がり2や1.5となると中止になる可能性があるということでした。

このTS1は中身は以前点滴投与されたことがある、5FU(フルオロウラシル)と同じらしいです。これもやったことある抗がん剤でした。

再発時にシスプラチンと同時に投与したので、シスプラチンの副作用が強すぎて、単独の副作用は分かりませんが、シスプラチンの副作用になかった髪の毛が半分くらい抜けた覚えはあります。

いずれにしてもう強い抗がん剤は使えないようです。自宅でいかにQOLを下げずに過ごすかということでした。

効かなかったら分子標的薬とパクりタキセルのほうに変える選択肢はあるけど、今の心臓の状態では難しいということでした。

オプジーボに戻れるかというとこれも限りなく戻れないということでした。効かなくなって変更するのに、また戻る理由を提出しなければならないらしく、薬価が高いこともありハードルが高いそうです。

効果ありそうな治験については今は絶望的、光免疫治療も適用の難しさ、保険治療が本格化するまでもう少しかかりそう。

何もしないという選択肢もあるということでしたが、その場では有り得ないと回答しました。

しかし、1日考えてみると、抗がん剤はしないで、その他の方法、自己免疫力で闘うというのもそれで長くて静かに迎えることができるのであれば、それも有りかもしれないと思いました。しかしまずはTS1をやってみてからに気持ちは落ち着きました。

ということでこれから先、ほぼこの一本道だけとなりました。

弱った体に前途多難な道を進んで行きます。どこかで道が開けること、穏やかになることを祈りながら。

妻が帰宅した後、LINEで体がメラメラ燃えている画像をお互い送ったりして、頑張る意思を示しました。^_^