■心臓外科手術の予定
昨日の循環器内科・外科のお医者さん同士の打ち合わせでまだ詰めきれなかったところがあり、私の容体も落ち着いているので、すぐに手術ということにはならないみたいですが、心臓外科手術をすることになりそうです。中皮腫は関係ないとのことでした。
胸を開いてみて、心臓を取り囲んでいる構造物が水分であれば抜くけど、固形物であれば何もせずそのまま塞ぐというのが基本方針のようです。
構造物はいくつか部屋になっているそうですので、一番大きな塊を狙うということでした。
固形物の場合、ガン細胞が血管に足を伸ばしている可能性があり、出血して大事に至ることがあるからと、動いている心臓の周辺にメスを入れるのは非常に危険だからだそうです。
あと、耳鼻科の主治医には、入院中であっても抗がん剤治療かオプジーボ治療を続けて欲しいとお願いしました。入院中は出来ないということなのですが、それだと癌の悪化を食い止めることも出来なくなるのでおかしな話だと思います。検討するということでした。
今の状態ですがあまり変化はありません。心電図と酸素飽和度測定器が私の体を監視しています。時々ケーブルが外れてアラームが鳴ると、看護師さん3名くらいが駆けつけてきます。申し訳ないです。
心臓を握り締められている状態なので、少しの動作や心の動きで息苦しくなります。
廊下を少し歩く程度で息が上がり、トイレは複雑な動作があるので負荷高いです。そしていきむのは一回のみにしないと、強烈な筋肉痛と倦怠感が襲ってきて落ち着くまで動けなくなりました。シャワーを浴びると心拍数上がり同様に苦しくなるため、人が手薄になる休祝日のシャワーは禁止になっています。
物を出し入れしたり細かい作業も難しいです。首や肩、背中が硬直してきて、息が切れて筋肉が疲労困憊で動かない状態が一瞬でやってきます。嫌だなと思うことが心臓にも負担になっているようです。こんなことが心臓に負担になってるなんて思ってもいませんでした。
昨日は眠気で食事出来ないので、シャキッとしようとリポビタンDを飲んだら急に発熱しました。39.3度まで上がったので、カロナールを飲んで熱を下げました。心拍数が140台からなかなか落ちない状態になったので発熱も危険です。日々微熱はありますが、団扇で仰いで下げてます。
喉の狭窄による息切れ、夜中息が止まる症状も続いているので、息苦しさに拍車が掛かりました。
極度の倦怠感と疲労感は末期癌特有の症状みたいですが、私も毎日それに襲われています。横になっても何しても取れない疲労感です。
食事は喉を通らず、何とか食べられるものだけ摘んで、エネーボばかり飲んでいます。鼻から逆流をティッシュで押さえながら飲んでいます。
こんな状態でも意外と、慣れてくることもあり、人体の適応力、順応性も凄いなと思います。
癌の末期患者は筋肉を落として症状を悪化させるので、自分はそうならないように、筋トレしたり運動したりして保とうと思っていましたが、実際には全く逆の動けない、動いたらいけない体になってしまいました。思うようにならないし、そんなに甘くないですね。
筋肉は削げ落ち、体重も60kgを下回りました。この3ヶ月で13kg以上痩せました。胸や肩や腕、足の筋肉が細くなりビックリしています。