■夢のような時間が過ぎた日から1年経ちました
ガンの告知など深刻な話しではなく、楽しい話しのビートルズバンドのライブ演奏から1年経ちました。
あの時の光景が目に浮かびます。学生時代から社会人になった頃のバンド全盛期に戻ったような、無邪気な気持ちにさせてくれました。
この日を切っ掛けに前向きに充実しした日々を送ることが出来ているのではないかと思います。気持ちを底上げしてくれて元気にしてくれました。
延命治療に入ってからはバンド演奏をするなど、想像もできなかったことが出来るようになり、オプジーボが効いている実感があったから前向きになれたと言えるかもしれません。
去年2月にオプジーボに薬を変えて、その効果を実感している頃だったので、気持ちを前向きにする相乗効果があったのかもしれません。
その時たまたま治療中の薬がオプジーボだっただけで、オプジーボが気持ちを高める効果があるのかは分かりません。
しかし抗がん剤でも効果があれば、そんな気持ちになれたかというと、私の場合は抗がん剤は副作用が強すぎて演奏自体出来ていない感じがします。オプジーボは効果があって副作用が少なく、日常生活が送れているからこそ切っ掛けを生かせたのかなと思います。
人によって元気にしてくれるものは違うと思いますが、私は音楽で、バンド演奏で元気にしてくれました。企画してくれた友人と関係した方々には感謝しています。
ずっとお会いできていない人も居ます。元気にしているかな。こんな状況なので落ち込んでいないかな?
コロナの影響で最近はライブハウスは行けていませんが、その時に知り合った人たちとまたいつかお会い出来たら良いなと思っています。
音楽は元気にしてくれたり、一緒に落ち込んだり、自分の置かれた状況や心情に合わせて心の奥深くまで入り込んでいけるので、心が揺さぶられるのかなと思います。その結果癒されたり励みになったりするのではないかと思います。
自分の好きなもの、楽しめるもの、得意なもの、趣味嗜好は病気になってもどこかで役に立つと思います。心が強い時は活動の原動力に、弱った時には支えになると思います。
何でも良いので自分の心のよりどころになれるものを持っておくことは大切ではないかと思います。