再び味覚障害となりました | range4xのブログ 中咽頭がんステージⅣからの生還 そして再発 延命治療へ

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2017年1月、中咽頭癌ステージⅣの告知から放射線化学治療を終えて、一旦会社復帰しました。再発して進行が早く手術が困難となり、抗がん剤による延命治療を選択しました。再度会社復帰した後、上咽頭にもガンが広がったため、オプジーボに切り替えて延命治療を行っています。

■再び味覚障害となりました

 

味覚障害が何で今頃という感じですが、確か抗がん剤1クール目の時も後のタイミングで軽い味覚障害があったと思います。

 

今回2クール目は副作用が強く出たので、先週唇や口の中が腫れて痛みに苦しんでいた時に細胞がより多く壊されたのかもしれません。何度も何度も痛めつけられている味蕾ですが、戻りつつあった味覚に今後影響無ければいいですけど。

 

水が酸っぱく感じたり口の中が酸っぱくなると、そんな時は味覚障害になっていることがこれまでの経験上分かってきました。何の味かは少しは感じますがまた強い味覚障害になってしまったので、来週から始まる抗がん剤3クール目で更に倦怠感と食欲不振が重なると食べれなくなりそうで嫌ですね。

 

今は倦怠感と食欲不振はかなり解消しているので、味が薄くても痩せないために何とか食べ続けて体重は62kg台まで回復させました。入院までに65kgくらいまで回復させたいけど、あと数日で3kg太るのは厳しいかな。

 

喉の痛みは涙が流れるほどの痛みは治まりました。それは救われています。飲み込みは相変わらず鈍い動きです。動きが悪く固形物は入っていかないので水の勢いで飲み込んでいます。これは正常細胞が増えてくるのを待つしかないのかな。

 

鼻の粘膜も薄くなっているみたいで、鼻をかむと茶色や赤い血が出てくるので絶えず鼻の中で鼻血が出ているみたいです。

 

手の指の皮もお風呂上りのようにしわしわになって薄くなり、iPHONEのTouchID認証の反応が悪くなってしまいました。

 

一度悪くなるとそこから痛みが広がってくるので、手や足の指にできるだけ刺激を与えないように注意しています。足の指を柱にぶつけるなどしたら致命傷になりそうですので、ベッドに縛り付けて動かないようにしています。これは冗談です(^^;

 

と、ここでまたドラムの話しを。

私のドラムの礎となった一番の師匠、TOTOのジェフ・ポーカロ。中でもシャッフルビートの代表作ロザーナ、これは完全にコピーするまで練習しました。右手でハイハットをシャッフルビートで叩き、左手でゴーストノート(スネアドラムの音が僅かに聞こえるくらいギリギリの音を叩く)を刻み3連符を意識させるという、独特の演奏はジェフ・ポーカロならではのドラミングです。私はジェフ・ポーカロでシャッフルビートが得意となりました。

https://www.youtube.com/watch?v=qmOLtTGvsbM

 

シャッフルビートと言えばこの曲Goodbye Elenoreもゴーストノートを絡めた3連符の応酬ですね。

https://www.youtube.com/watch?v=ahnAkLG3DKw

スタジオ収録版

https://www.youtube.com/watch?v=J6-2jpl0qZs

 

その後思い出して追加しました。TOTOのデビューアルバムの最初の曲Child's Anthemはシャッフルや3連符のリズムのエッセンスが詰まってます。簡単な曲に聞こえるのにバンドでやると出だしの最初の休符がなかなか合わなくて何度も練習しました。この曲は最初に休符から入るという初心者には難しいリズムでしたので、そこが共通認識としてバンド全体で理解できるまでは全く合いませんでした。

 

ドラムの音が基本となるように、左足でハイハットのオープンクローズで一定のリズムを刻んでる(3連符の頭でチッチッチッチッと)のが分かると思います。そこで最初に休符の「ン」が入り、「(ンタタ、タタタ、タッタ、ンンン)×4」となります。難しい場合は最初の3連符の休符1つだけ意識して、後は音の流れで覚えるのでも良いです。ドラムを教えたくもなってきました。(^^;)

https://www.youtube.com/watch?v=bERYhK_gIJ4

 

それからGirl goodbyeのドラムが滅茶苦茶カッコいい。シャッフルではないのに2拍3連を連想させるようなカップ音とバスドラの切り込みが鋭くて、跳ねているリズムを作り出しているのは流石だと思います。このようなリズムはなかなか思いつきません。
 
このドラムパターンは普通聞かないパターンなので、ドラムだけで演奏してもカッコいいです。各楽器とシンクロしたリズム2拍3連を連想させておいて、最後に2拍3連の連打に繋げてくるところは、期待を裏切らない花火のフィナーレにも似た感じがします。CDだともっと音が奇麗だと思いますが、YouTubeだとカップ音など歪んでいて聞こえにくいのが残念です。それとも耳が悪くなってるかな!?

https://www.youtube.com/watch?v=7jiWQLq4RT0

 

もう一つスティーヴ・ルカサーのギターソロがカッコ良すぎて痺れる曲、White Sisterをおまけにどうぞ。イントロのピアノの曲調からなんかやってくれそうな雰囲気でワクワクさせてくれます。最後はテクニック解放しまくりで衝撃を受けました。TOTOの中で一番好きな曲です。

https://www.youtube.com/watch?v=k13Ndoyye2g

 

それと私が最も得意なのが足技です。ワンバス(バスドラムが1つだけ)のドラムでツーバス(バスドラムが両足で踏み込めるように2つある)に負けないドラミングを目指していたので、ワンバスのジェフ・ポーカロ、そしてラウドネスの樋口宗孝の技を取り入れるうちに、細かい足技が得意になりました。

 

樋口宗孝のフロアタム(タムタムの中で一番大きな太鼓)とバスドラムを交互に叩いてツーバスに聞こえるようにする技は有名です。この技を身に着けるとワンバスでも「ドドドドドドドド」とツーバスを演奏しているかのように聞こえます。

https://www.youtube.com/watch?v=3Hb-0kKMK_0

https://www.youtube.com/watch?v=98yB50VsVcI&list=RD3Hb-0kKMK_0&index=2

 

しかしこのお二人とも若くして亡くなりました。ジェフ・ポーカロは1992年心臓発作で亡くなりました。樋口宗孝は2008年肝細胞癌で亡くなりました。私の2大師匠が亡くなってしまい大きなショックでした。ドラマーは寿命が短い人が多い印象です。