高校在学中に元カレの勧めもあって、陸上部に入部した娘。
その当時は拒食症から抜け出しつつある大事な時期。
その上アルバイトをし、そして高校も難しいクラスをたくさん取っていただけに、陸上部に入部したいと言われた時、私たちは反対したが、言い出したら聞く耳を持たない娘、私たちが折れてしまった。
走ることが大好きで負けず嫌いの性格もあってか、入部して早々かなりいい成績を取り、コーチからも期待されるほどに。
去年の夏は陸上部の合宿に初めて参加し、私たちの心配をよそに小麦色に日焼けして帰ってきた娘。
夏から秋にかけて過食期になり、高校も行ったり行かなかったり、そして不登校に。
走ると色んなことを忘れられるようで、学校には行けないけれど、陸上部の練習には参加してきた。
高校卒業後も、元カレのエリン君と別れたあとも、陸上部の練習には参加し、今年も恒例の合宿が今日から3日間、家から1時間半離れたキャンプ場で行われる。
昼12時に高校に集合にも関わらず、荷物の用意を全くしていない状態で朝からギターを弾いている娘。
私は歯医者の予約が昼過ぎに入っており、ママ先でかけるね~。楽しんできてね~。運転きをつけて~。とだけ伝えて家を出た。
すると運転中に娘から電話。
寝袋がいるんだけど。と娘。
えーママ分らんよ。パパに電話してごらんと言った途端にガチャンと電話を切られ、集合時間まで10分を切っている今頃、発狂してるに違いないと心配になったけど、まあどうにかするだろうと私は歯医者に向かった。
そのあと、娘はダンナに電話をして寝袋を見つけ集合時間に間に合うことができたらしい。
私はずっと娘は用意周到で几帳面な性格だと思ってきたけど、これが本来の娘なのかな〜と最近思うようになった。
娘を18年間育ててきたにも関わらず、摂食障害になってからのこの2年間が濃いだけに、拒食症を発症する前の娘のことがあまり思い出せない。
それとも娘のこと、あんまり分かってなかったのかな。
娘がこの病になってから、娘との関わりが増え、娘も言いたいことを言うようになり、時には傷つけあって、理解しあって。
娘がこの病気にならなければ、こんな風に娘について考えなかっただろうと思うと、やはり意味があったのかな。
最近の定位置。