西日本新聞の記事より
今年、5〜8月、北九州市や宗像市などで約50頭の遺棄されたミニチュアダックスが見つかり、その一部に関わったとして40代の夫婦が逮捕されました。
この夫婦は正規のブリーダーではなく、増え過ぎて飼いきれなくなったための、所謂、多頭飼育崩壊。
この子達は今回殺処分されず、愛護団体の方が譲渡を進めてくださっているとのことです。
連日聞こえて来る多頭飼育崩壊。遺棄。虐待。
最近では犬、猫だけではなく、一時期ブームになったうさぎも増えているとか。
コロナ禍がもたらしたペットブームの陰で、犠牲になる生き物が後を絶たない。
全国の野犬化した犬たちの発端は、こうした無責任な飼い主の許し難い行動の結果です。
以前は野犬の頭数ワースト1という悪名高きレッテルを貼られた茨城県や山口県も、自治体や行政、保護団体さんの努力で少しずつその数は減っています。
しかし、その努力もこうした飼い主たちの身勝手な
行いで無になってしまいます。
まだまだその数は果てしない。
今は保健所も昔のように安易に飼えなくなったという理由だけでは引き取らなくなっていますので、その結果がこうした無言の放置に繋がっていると思います。
所謂イタチごっこです。
水道の蛇口を閉めるように、こうした問題は売る側、飼う側双方にとって安易な命の橋渡しが出来ないシステムの構築を一日も早く実現すべきなのです。
まずは家族を迎えようとしているあなたに
命は物ではありません。
返品もきかなければ、簡単にな いものにはできません。
あなたの大切な人と同じように
病気もすれば生きて行くための
お金はかかります
人間よりも医療費の負担は重く のしかかります
この子達は10年以上あなたと生 きていきます。
あなたはあなたの生活に変化が
あってもずっと一緒にいると
言えますか?
その子の最後を看取る覚悟はあ りますか?
あなたの方が先に旅立つことも あります
引っ越しや環境が変わった時な ど、何があっても手放さない覚 悟はありますか?
そんな覚悟が出来ないあなたに生き物を飼う資格なんてない!
その子を見送るまでがあなたの責任です。
あなたが先に旅立つとして、その信託を任せられる人がそばにいますか?
ペットショップで可愛いからと抱きしめたまま、家に連れて帰って後悔してるあなた
子供が欲しがるからと後先考えずに飼い始めたあなた
匂いがする。排泄の後片付けが煩わしい
ペットは黙ってあなたを癒し続けてくれるけど、あなたはそれに応える愛情を持ち続けられますか?