於:  衆議院第一議員会館 「多目的ホール」

           3月19日15:00〜18:30

「8週齢規制、各種数値規制、繁殖業の許可制を求める緊急院内集会」

「犬猫の殺処分ゼロをめざす動物愛護議員連盟
PTからの活動報告」

4月からの年次有給休暇消化の5日義務化を前にして、休暇取得率の悪い私は総務から休暇取得を促されていました。

正直、
「取れるものならとっくに取っとるわ!ボケ!」

あっ失礼。😅 つい心の声が…

それ程仰るなら…とどうせ休みを取るならこの日にと行って参りました。

10月にあった集会には例のカンピロバクター騒動で行かれず、2月の集会では上司の海外出張に伴い休んで参加することができなかったので、危機感を抱えた今回は、状況を知りたくて参加してきました。


超党派の国会議員が作る
「犬猫の殺処分ゼロをめざす動物愛護議員連盟」
が今国会中で数値規制などを盛り込んだ動物愛護法以下「動愛法」の改正を目指しています。

しかし、一部の国会議員の反対で業者の規制が骨抜きになろうとしています。

そこで今集会の発起人には、いつものように女優の浅田美代子さんと歌手の世良公則さん。

あの子はどこの子〜♪の美代ちゃんとあんたにあげ〜た♪の世良さんと言った方が私世代にはピンとくるのですが😊

杉本彩さん、元議員の藤野真紀子さん、鎧塚俊彦さん他たくさんの方が出席され緊急の集会が開催されました。









議連のメンバーは座長である牧原秀樹議員を始め、お馴染みなところでは福島瑞穂議員他たくさんの方が参加されていました。




参加者は賛同・参加団体311団体他
一般参加者です。
地域は北海道から沖縄まで、全国に広がっていました。

皆さん「せやろがいおじさん」こと榎森耕助さんってご存知ですか?
私は初めてだったのですが知る人ぞ知るyou tuber
らしいのですが、時事ネタ動画で有名な方だそうですが、緊急に参加されていました。


なんとも奇妙な出で立ちですが…😅


最近の劣悪な動物を取り巻く環境。
保護や殺処分の緊急案件も数限りない状態です。

改正すべき事項はたくさんあるのですが、今回は人と動物が共生する社会の実現を図るために、最低限必要な「8週齢規制」「多種数値規制」「繁殖業者の許可制」が優先度が高い問題として三つに絞り訴えていくものです。


第1部は 「 超党派議連動物愛護法改正PT」
              座長 牧原秀樹 衆議院議員らによる
              「改正骨子案」の勉強会

第2部は   緊急院内集会

この運びで途中休憩なく、3時間半の話が続きました。

では、まずこの3規制について、最近は愛護問題に造詣の深い方も多くなっていますが、耳慣れないと言う方もいるでしょう。

では今回の法改正実現に向けた、3規制とは…

8週齢規制について

 8週齢(56日〜62日)に満たない子犬や子猫を生まれた環境から引き離すと、適切な社会化がなされず、人への攻撃行動などの問題行動を起こしやすくなることが、国内外の研究者によって明らかになつています。問題行動は、飼い主にとって大きな負担となり、飼育放棄の可能性を高めてしまいます。また、現行の49日齢規制では、子犬、子猫の免疫力が不安定な時期に流通に乗ることから、繁殖から小売までの過程における子犬、子猫の膨大な死亡数に繋がっています。

各種数値規制について

2012年の動物愛護法改正以降も、全国で犬猫等販売業者による劣悪な飼育、動物虐待が社会問題化しています。一方で地方自治体は、これら犬猫等の販売業者に対して効果的な監視・指導を行えていません。
その原因として多くの自治体職員が「動物愛護法のあいまいさ」をあげ、「具体的な数値規制があればいい効果的な監視・指導ができる」と言います。数値規制として国際的に有効性が認められているのは特に、生産の繁殖上限回数、繁殖上限年齢、飼育施設の広さ及び高さ、飼養施設内の温度や臭気、管理者1人あたりの飼育可能数です。

繁殖業者の許可制について

親犬・猫の健康管理をしつつ遺伝性疾患の発生を予防できるよう適切な繁殖を行い、同時に生まれたばかりの幼齢な子犬、子猫の心身の健康を維持するためには、高度な専門知識が必要です。ところが現行法では繁殖業者は登録制となっており、必要書類を記入・提出しさえすれば誰でも繁殖業を営むことができる状態になっています。
繁殖業者について、自動車の運転免許のような許可制を導入し、自治体による審査を経て限られた業者にしか繁殖業を営むことを認めない体制を確立する必要があります。



そしてこれを踏まえた今回の具体的な要望事項は次の通りです。

1.動物愛護法第22条の5にかかわる附則第7条を削除し、8週齢(生後56日)規制を実現すること

2.動物愛護法第21条に、国際的な基準を踏まえたうえで犬猫等販売業者について生涯の繁殖上限回数、繁殖上限年齢、飼育施設の広さ及び高さ、飼養施設内の温度や臭気、管理者1人あたりの飼育可能頭数に関する数値基準を盛り込むこと

3.動物愛護法第10条の規制水準を引き上げ、犬及び猫の繁殖業者に関しては許可制とすること
  

こちらが今国会で改正を訴える大筋です。

内容が盛りだくさんで、今日は柱について書きました。

次回は本日の集会で拾った、どこにも書いていないお話を書いていこうと思います。