『神聖少年図鑑』

第ニ章・天野さん


少年→少年→少女という

一方通行の恋を書いています。

 

 






2・天野さん


中学の頃のあの出来事が原因で、
私はクラスメイトから
「手段を選ばない女」という
不名誉なレッテルを
貼られることになった。



「正義中毒」という揶揄(からかい)に
悪意がまとい付いた感じで、
イジメとまではいかなかったけど、
しばらく耐え忍ぶ日々が続いた。



私が別れを切り出すよりも早く、
あの彼との関係は自然消滅した。



常に私は話しかけられる側
だったから、
相手が話しかけてこないとなった
途端に関係性が
プツリと途切れたのだ。



ホッとしている自分が怖かった。
解放されたという気持ちよりも、
何か大きな役目を果たしたと
思い込んでいる自分が
ただただ怖かった。



広瀬は相変わらず飄々(ひょうひょう)と
していて、私に対しては
ズケズケとものを言ってきた。



けど、時々何かに追い詰められたように
表情に余裕がなくなることがあった。



まるで私を拒絶するように
距離を取ってきて、
目を合わせようとすらしない。



嫌われたかもしれないと落ち込むと、
次の日には普段と変わらず
接してくるから訳が分からなかった。



一度だけ、広瀬の口から出てきた言葉に
違和感を持ったことがあった。
「試してんだろ?」
「え?」
 聞き返すと、広瀬は今にも
壊れそうな表情になって、



「俺は絶対にやらない。
その手には乗らない」
 とよく聞き取れない
小さな声で言った。



少し怖くなって、
私は聞こえなかったふりをして
流したけど、あれがなんだったのかは
いまだに分からない。



私のこういう性質が、
もしかしたら広瀬を
なんらかの形で追い詰めて
いるんじゃないかとも考えたけど、



自分が広瀬に対して
そこまでの影響力を持っているとは
思えなかった。



そう。私は、彼には
なんとも思われていない。
高校生になった今だって。



 広瀬が見ているのは──。
 金井くん。





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