夕日坂
作詞:doriko
作曲:doriko
編曲:doriko
唄:初音ミク
帰り道は夕日を背に
君の少し後ろを歩く
背の高い君に合わせ
いつも歩幅が大きくなる
この坂を登りきってしまったら
もうわかれ道がすぐそこに
君はうつむいて
「あと少しだから」と
顔も見ず 私に手を差し出す
ありふれてる 幸せに恋した
そんな時が 今も優しくて
振り返れば その手がすぐそこに
あるような気が今もしてる
いつのまにか 君だけを見ていた
君がいれば 笑っていられた
触れた指に 伝う鼓動さえも
その全てが愛しかった
わかれ道で指を離し
二人背を向けて歩きだす
ふと振り返った先に
君の姿はもうなかった
君の話すこと 君の描くもの
今日見た景色を忘れない
けど想うほどに
なぜだか怖くて
長い影の私もまた 揺らいだ
ありふれてる 幸せに恋した
そんな時が 続く気がしてた
何もかもが はじめての思い出
明日のことさえ知らずにいた
どんな時も君だけをみていて
君のために笑うはずだった
だけど時の中に逸れてゆき
君の手が離れてしまう
ありふれてる 幸せに恋した
そんな時が 今も優しくて
振り返れば その手がすぐそこに
あるような気が今もしてる
夕日を背に 長い影を連れて
今一人で この坂を上る
目を閉じれば
誰かを探している
幼き日の私に出会う
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今日で入学から1週間。
課外が始まる。
朝5時半に起きる。
もう死にそうだ。
でも、この環境に少しずつ慣れてきた自分がいる。
目が覚めて、もうちょっと寝たいと思いつつメガネを手に取る。
寝ぼけた頭で当たり前のように高校の制服を着る。
そして、やっと覚醒してきたころ、鏡を見て、変わったな、と思う。
友達も少しずつ増えている。
良い変化をしてると嬉しいと思う。
まだまだ3年間、通っていく。
長い時間だけど、楽しく過ごしたい。
そんな中、今日はついこの間まで通っていた中学へ遊びに行った。
部活の顧問の先生、部活の後輩、お世話になった先生方。
つい1ヶ月前ぐらいまでは毎日会っていたのが当たり前だったのに、何故かとても久しぶりに会ったような感覚がした。
少しだけ、部活でボールを使わせてもらった。
凄く下手だ、なんて笑いながら。
あのボールの感覚を少しだけ思い出していた。
そして、親友と思い出の道を帰りながら、夕日が綺麗だ、と1人感慨に浸った。
この道を帰ることはもう出来ないのか。残念だ。
みんなバラバラになった。親友は1人居るけど。
卒業式で泣く奴を馬鹿らしいと思っていたけど、今になってその気持ちがわかった。
こんな遅くにわかる奴なんて俺ぐらいだろうけど、いい。
それが俺らしさだろう。
きっと。