”ごめんね”


あたしへの謝罪じゃない気がした。


自分への懺悔のように響いた。


確信した。


あたしは愛されてなかった。


ずっと迷惑かけて生きてきたと思ってた、

でもスキになれなかった。


響いた懺悔が離れない。


”産んでくれてありがとう”なんて

言えない。


愛されてなかった。


”今になって、つくづく…”


そんなの聞こえない。


今更、だ。


スキになれない理由が、

やっと解かった気がした。


無意識に、

希薄さに気付いてたんだ。


やっと、

苗字が変わる。


変わっても、

離れても。


流れる血筋。



どん底の苦しみを知ってると、

なんでもできる。


忘れちゃいけない、

あの最悪な時間。


戒めのために、

常に身につけている形見。


忘れちゃいけない、

あの最悪な時間。


いつでも笑える。

いつでも泣ける。


表情なんて思いのまま。


理解されないってコトを理解した、

もぅ苦しくない。


”当たり前”なシアワセ。


どん底の苦しみを知ってると、

何も恐くない。


苦しみがわかるから、

平然としていられる。


裏切りの価値。


いつ死んでも大丈夫。


思いのままの表情は、

1枚捲ると常に”無”。


何も楽しくない、

何も哀しくない。



あー、しあわせ。



きらいなコトバ。


”若いから”。



こんなん武器でもなければ、

長所でもない。



学力なくてバカだけど、

作り笑顔が上手いからヘラヘラして見られるけど、

何も考えてないわけじゃない。


若いからしょうがない、

なんてただの言い訳だ。


年齢なんかに甘えたくない。

数字で判断しないでよ。



”若いから、若いから…”。


周りが勝手にそぅ思ってるだけ。



”若いから、若いから…”


そぅ言われる度に、

突き放されてる気がする。



数字だけで、

”若いから”って

バカにすんな。



漂う空気に乗っかる微かな気配、

”バカにされる”コトへの恐怖。



ちゃんと見て。