恋愛の曲ばっかり書いてる人とか、愛を語っていればみんなにウケるし、当たり障りないって思ってるのかなとか、恋愛の歌って両思いか片想いか失恋か浮気・不倫っていう、大体いっつも同じことばっか言ってるなって感じがしたり。まず、恋愛のことばっかり考えてるっていう気持ちが私にはわからなくて、あんまり好きじゃなかったんだけど、考えてみたら詩を書く時は自分が何か感じたから書くわけであって、自分がうつろい、考える頭を持って存在している以上、不変的なことよりも、人 対 人っていう感情 対 感情っていう行為がある方が書きやすいよね。身近に感情 対 感情がある場所で文字を書き綴るほどの想像力を広がせ易いのって恋愛なのかもって最近思った。それに、たとえAとBの詩が似ていても、1箇所違うだけで、その詩がすごく好きって言ってくれる人がいるかもしれないし。どんな詩で共感したり励まされたり救われたりするかなんてわからないもんね。そう思ったら、似たようなこと書いてもその可能性が広がってるって考えることも出来るし。

でも、だからこそ、やっぱり世の中の無常感とか、抽象的なものに対する詩を書くことが出来る人は更に尊敬しちゃいます。そういう理由もあってGARNET CROWの曲が好きなのかも。

あと、この前スガシカオさんが、インタビューで、歌では夢や希望しか唄っちゃいけないのかって疑問に思ったって答えてる記事を読んで、確かに!!って思った。確かに、歌ってやたら道徳的なものが多いけど感じたこと自由に曲にしてほしい。考えてみたら、反道徳的な行為を詩にしても、恋愛の曲だとちょっとワンクッション置いた感じっていうか恋愛自体が非現実的っていうか人々の憧れみたいな傾向だから、そういう面でも恋愛の曲の方が書きやすくて支持されるっていうのもあるのかも。みんな、人間の汚い部分は直視したくないから。私はそういうのも正直に書いてくれる人が好きなんだけど。きっと、こんな色々考えてみても、結局は書き手のテクと自分の好みの問題なんだけど。。。

…なんて、暇だとくだらないことばっか考えるな━自分(笑)