星火燎原

星火燎原

星火燎原(せいかりょうげん)

最初は小さな力でも放っておくと
次第に手がつけられなくなっていくこと。
何だか君みたいでしょ?

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御事始め、知ってる?

 

 

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江戸時代から始まった行事だよ。
私が知らないでどうするの。
江戸は今日だけど上方は13日に行ったんだ。
 
御事始めはその年初めての農事行事。
 
昨年は農作物の育ちが良くなかったけど
今春に収穫するものはどうかな。
穫れないことで一番困るのは農家だからね。
 
 
今日は少し薩摩藩の話をしようと思うんだけれど、
私の話が退屈だったら寝ててもいいよ。
 
 
まず薩摩藩は全国で第二位の格式がある大名。
でも内情を話せば懐は潤っていたわけじゃない。
何故だか判る?
 
土地的に火山の噴火、嵐などの災害も多いから
農業生産的に打撃を受けやすい。
火山灰土壌では稲作に向かないしね。
薩摩の大火だけで江戸時代に5度もあったんだよ。
 
その上薩摩は武士の数が多い。
武士が多いということは、それだけ彼らに禄を払わなければならない。
薩摩の武士に貧乏が多かったのは、そういう懐事情があったから。
それでも幕末には藩の財政を立て直せたのは、ある人物の偉業による
ものだけど、彼の名はあまり知られていないから今回は割愛するよ。
 
薩摩の話に関してもう1つ。
出水という場所があることを君は知っている?
そこには出水兵児修養掟という掟が存在していたんだ。
 
「士ハ節義せつぎを嗜み申すべく候」
 
簡単に言えば「人は正しいことをしなくてはいけない」という教えだね。
 
自分よがりのことを言わずに嘘を吐かないこと。
人が困るような悪口を言ったり、困っている人がいたら助けること。
もし自分が悪かったら弁明をせず、強い心を持つこと。
 
人はすぐ何かに左右されるから簡単なようでもこれを守れない。
 
 
時々私はこの言葉を顧みることにしているんだ。