西国三十三ヶ所巡り



第三十一番 近江國・長命寺

平成27年6月6日


やちとせや

やなぎに長き

命寺

運ぶあゆみの

かざしなるらん


六月初めの近江路。

梅雨入り間近で、

空は「降るの?降らないの?」と、

こちらの覚悟を試すような曇り空。

湿気はしっかり一人前で、階段を上るたびに

「長命寺だから長生きできるはず」

と自分に言い聞かせる修行時間となりました。


この頃の世の中は、あちこちで初夏の話題がにぎやかで、クールビズ全開。

そんな軽装ムードとは裏腹に、長命寺の参道はなかなか本気。

数を数える余裕は早々になくなり、途中からは無心=無言=無計算。


それでも本堂にたどり着くと、不思議と息が整い、柳の緑がやさしく迎えてくれました。

「長命」の名にあやかり、今日も一歩一歩を大切に。

帰り道は、なぜか下りの方が足にくるのも巡礼あるある。


汗と笑いと、少しの達成感。

この日も無事、ありがたく一座完了です。