日向方式の確立 | 三堀俊之のブログ

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10年間のまちづくり実践の恩返し

日向市の中心市街地活性化は、市・商工会議所・商店街の三位一体となったまちづくりの推進が特徴です!

特に土地区画整理事業と商業集積事業が一体となって推進していく事業は、通常、先に土地区画整理事業で土地をきれいに造成して、その後にデベロッパー等が入り建物を建設するパターンが多いですが、日向市では同時進行していくことが全国的にも珍しい事例となっています

なぜこのようなことができるかというと、まちづくり定例会の存在がありました

まちづくり定例会とは、市・商工会議所・商店街が一堂に会し、様々な情報交換を行う場で、これまで200回以上の開催をしています

全国でも土地区画整理事業と商業集積事業を併せて実施しようとしている地区がありますが、市が主催すると土地区画整理事業の減歩や補償金の話に終始してしまうことが多く見られます

まちづくり定例会では、どのようなまちづくり・商店街にしたいかを話し合う場として機能し、最後に土地区画整理事業のワンポイント勉強会を行うといった、それぞれの役割を認識し情報交換を行っていました

定例会のみならずその後の街区協議会等でもこういった方式がとられ、単に要望するだけでなく自分たちも汗をかくといった三位一体の取り組みを日向方式のまちづくりと呼んでます