日向に来て最初の仕事はTMO構想づくりだった
当時は、まちづくり3法が施行され中心市街地活性化に向けた取り組みが各地で始まった
その1つである中心市街地活性化法は、市町村が基本計画を取りまとめ国の認定を受け、計画の実施・調整役としてタウンマネージメント機関(TMO)が設置された
日向市では1999年に基本計画を公表し、TMOとして商工会議所が位置づけられた
日向市の中心市街地活性化策としては、鉄道高架化事業、土地区画整理事業、商業集積事業の3つの柱で再生を図ることが決定し、TMO構想では、商店街や関係機関が集まり、基幹事業と併せて実施する事業が検討され39の事業が記載されることとなった
なかでも、土地区画整理事業と一体となって進めていく商業集積事業は日向市のまちづくりの特徴であり、地元主体で作成する商業計画がまとまったところから土地区画整理事業が進められることとなった。
各街区の話し合いが具体的に始まり、商店街の意識が目に見えて高揚していくのが今もはっきりと覚えている