先日たまたま知人と北海道旅行の話になり、（そこは1日では回れません物理的に、とかそういう話）
中学生の時夏休みに旭川のいとこの家にしばらく泊まって一泊二日工程で知床半島の方まで行こうということになり。
でも、確かその年台風の影響で知床半島に行く途中の道路が崖崩れか何かで通行止めになってしまったために、道東の湖巡りに変更したんだった…
そして摩周湖、2回見たんだけど2回とも快晴で晴れた摩周湖を見ると婚期が8年遅れるから16年遅れるとか言われて。（なんかそんなジンクスがあるらしい）
それでも快晴だったおかげで世界第二位の透明度を誇るカルデラ湖の美しさに魅了されたし、帰って来てから何か絵を描く機会があるとホントバカみたいに摩周湖描いてたなーなんて思い出し。
屈斜路湖（美幌峠）阿寒湖も行ったのだけど摩周湖が私にとっては抜群のインパクトだったんだと思う。
大学生時代、日食観測をしに小笠原諸島（父島）に行った時も、帰って来てからしばらくは小笠原の海（二見港からの眺めか境浦）ばっかり描いてた記憶
そんな感じで表現者にはきっとその人それぞれのフェバリットというかしつこい位に大好きなものがあって繰り返し作品のモチーフに使われるものがあるもんだよなぁというのをそういう自分の体験からも実感するし
私が好きな芸術家・表現者の作品をちょっと思い起こしただけでも
先日『今日はなんの日』で取り上げたダリ一人だけ取り上げても
奥さんのガラさん好き好き過ぎてどうなんもう！というくらい女神様や聖母様のモチーフにしちゃってるし
アリはたからせちゃうし
時計はとろーんとさせちゃうし
一瞬ぎょっとする表現だったりするんだけどそれを見るとああ、ダリだな、と変な安心があるし
不思議なんだけど
文学でのフェバリットだと
稲垣足穂だったりするんだけど
彼のココア系の色のもの大好き節が心地よい
フェバリットって言い方も実はタルホっぽい表現ではあるけれど
彼もまた同じモチーフ（いわゆる『緑陰挿話』今風に言うとBL的なストーリーだよね）を手を入れつつ何度も書いた方でもあるし
なんて事を考えていた昼下がりだったりします